内容説明
自民党はなぜ左翼化するのか―。ネット時代の浸透につれて、世界も日本も、保守・現実派が力を増している時になぜ?2022年7月8日に安倍晋三元首相が暗殺されて以降、起こった「自民党の左翼革命」とは?長く政界をウォッチしてきた筆者が「中国」に支配される自民党の実態を掘り起こした政界同時ドキュメント。このまま媚中政権が続けば、日本の存続は難しい。国民は果たして左翼勢力の暴走を止めることができるのか。
目次
高市早苗の「あり得ない」敗北
異例だらけの総裁選
号砲は鳴り響いた
激しい駆け引き
政策の「鬼」登場
「謀略」渦巻く総裁選
女系天皇、靖国参拝をめぐる攻防
高市を叩いても叩いても…
最終盤の激戦
どんでん返しの裏
唖然とする石破内閣
凄惨な衆院選
メルトダウンする日本
日本国「存立の道」
著者等紹介
門田隆将[カドタリュウショウ]
1958年、高知県生まれ。作家、ジャーナリスト。中央大学法学部卒業。『週刊新潮』元デスク。『この命、義に捧ぐ―台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社、のちに角川文庫)で第19回山本七平賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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日の光と暁の藍
6
日常生活や友人関係、会社における上司と部下、取引先のお客様や協力会社の方など、人と関わる際にその人がどんな人物か、意識せずに人付き合いは出来ない。その上で、その人物がいかなる思想を持ち、どんな国家観や理念を持つのかということが政治家ほど致命的になる職業はない。中国が若手議員に接触してくる様子が紹介されている。昨年の自民党総裁選を門田氏の言うように、高市早苗対親中派議員の戦いと位置付けたとき、日本は完全に中国の浸透工作に敗北した。日本を守るための国家観や思想を持たない議員は簡単に親中派議員となっていく。2025/01/10
Go Extreme
1
自民党:総裁選 保守派 党内派閥 党員投票 決選投票 麻生派 旧安倍派 選挙戦:ネガティブキャンペーン 世論調査 逆転劇 政治的駆け引き 支持基盤 分裂危機 公明党関係 野党戦略 政治資金問題 政策課題:経済安全保障 防衛政策 外交戦略 対中強硬策 情報管理 デジタル主権 エネルギー政策 社会保障改革 成長戦略 国政動向:内閣運営 議席減少 信頼回復 衆院選結果 首相交代論 党内再編 政策実行力 国家主権 危機管理 社会影響:国民世論 政策評価 メディア報道 若者支持層 政党信頼度 官僚関係 憲法改正論議2025/03/08
ナポレオン井上
0
安倍政権の負の遺産をなんとかしてほしい。2025/02/21
ハル
0
内容としては、ほぼほぼ知っている話ではあったのだが、あらためてまとまったストーリーで読むと、岸田・石破先生のダメダメさが分かる。2025/01/29
Hashy
0
門田隆将による渾身のドキュメンタリー。2022年7月安倍晋三元首相が暗殺され、わずか2年余りで日本がここまで悲惨な状況になるとは誰が想像できただろうか。今年9月の自民党総裁選で安倍が最も総理にしてはいけない男とした石破茂が自民党総裁に選出された。著者はジャーナリストとしての冷徹な目で淡々とその経緯を描く。そして石破自民党は10月の総選挙で与党過半数割れの大敗を帰した。自民党の親中議員による「左翼革命」と呼ぶ。しかしそこに米国バイデン政権のリベラル勢力の影響はなかったのか。そこに触れられていないのが残念だ。2024/12/23