ワックBUNKO<br> モンゴル力士はなぜ嫌われるのか―日本人のためのモンゴル学

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ワックBUNKO
モンゴル力士はなぜ嫌われるのか―日本人のためのモンゴル学

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  • サイズ B40判/ページ数 237p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784898317709
  • NDC分類 302.227
  • Cコード C0234

出版社内容情報

白鵬が我が物顔で振る舞うワケ
なぜ日馬富士は殴ったのか? この年末年始、話題の本

内容説明

遊牧文化のモンゴルに先輩・後輩の序列はなく、“力”がすべての社会!トップは法をつくる人であって、守る人ではない!白鵬が我がもの顔で振る舞う理由。

目次

第1章 モンゴル力士は、なぜ強いのか?(遊牧騎馬民の、男子たるものの必要条件;モンゴル相撲に求められるのは、平衡感覚と敏捷性 ほか)
第2章 モンゴル女性秘話(朝青龍と白鵬の母親は、モンゴル国立大学卒のインテリ;モンゴル人にとってのいい男、いい女 ほか)
第3章 モンゴル帝国を知っていますか?(明朝は、モンゴル帝国の宗主国・元朝の唯一の継承者か;「韃靼」とは、漢人のモンゴル人への“侮辱語”だ ほか)
第4章 日本にとってモンゴルは大切な国(蒙古襲来と日本の幸運;「義経は死なずに北方に逃げた」 ほか)

著者等紹介

宮脇淳子[ミヤワキジュンコ]
1952年和歌山県生まれ。京都大学文学部卒業、大阪大学大学院博士課程修了。博士(学術)。専攻は東洋史。大学院在学中より、岡田英弘(東京外国語大学名誉教授)からモンゴル語・満洲語・シナ史を、その後、山口瑞鳳(東京大学名誉教授)からチベット語・チベット史を学ぶ。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員を経て、東京外国語大学、常磐大学、国士舘大学、東京大学などの非常勤講師を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

バトルランナ-

22
協調こそが日本人が生きていく上での美徳。 川に近い田んぼから田植えをしなければ、川から遠い田んぼの田植えはできない。うちは来週やるでは済まされないのだ。 モンゴルの平均海抜高度は千六百メートル。 年平均降水量は日本であれば台風がきたときの一晩分の雨量。 同じところに家畜を放牧させているとすぐに草を食べ尽くしてしまう。他人とは常に違うことをしなければ生きていけない。 日本の隣百姓とは全く正反対の生き方。 男は肉体労働をしても生きていけるが、女はそういうわけにはいかない。 2019/02/25

TheWho

13
近年朝青龍や日馬富士、白鳳等のモンゴル出身の力士へのバッシングに対して、東洋史が専門の歴史学者である著者が、モンゴル人気質と日本人気質や文化の違いから始まり、遊牧騎馬民族であるモンゴルの歴史と成り立ちを言及する一冊。協調性の農耕民族と独自性の遊牧民族の違いは良く云われるが、モンゴル女性の高学歴志向やチベット文化の類似性、匈奴から蒙古に始まるモンゴルの歴史やロシアと支那への巧みな近代外交等など知っている様で知らないモンゴルを再認識出来る興味深い一冊です。2020/04/21

yam6

2
いやー、タイトルに騙された。ただのモンゴル礼賛本だった。大モンゴル帝国の偉大な歴史を知るには良書である。宮脇淳子はモンゴル研究の第一人者であり、その知見には脱帽するしかないが、大相撲に関してはど素人であり「なぜ嫌われるのか」の答えは、的外れである。われわれ大相撲ファンはモンゴル人力士が嫌いなのではなく、彼らの親方がだらしないと感じており相撲協会のやり方に不満なのだ。日本のマスコミ(←日本的ではない)の下品さについてだけは、宮脇と同意見である。2018/01/22

phmchb

1
図書館本。φ(..)『この厄介な国、中国』『やはり奇妙な中国の常識』岡田英弘、ワック(p68)/『世界征服者の歴史』ジュワイニー(p113)2021/09/28

■TERU■

0
知っているようで全く知らないモンゴル 日本人とは全く違う考えだと理解すればもっと理解が深まると思いました。2019/07/13

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