内容説明
核ミサイルを背景に、尖閣諸島だけではなく、東シナ海と南シナ海に進出し、さらに西太平洋にも進出し始めている中国。日本の周辺は中国の海になってしまう。
目次
第1章 中国は着実に東シナ海支配を進めている(漁船の船長は中国の海軍大佐?;「尖閣の海」はすでに中国が占拠している ほか)
第2章 覇権主義国家・中国の海洋戦略(核兵器は「戦力の均衡」を必要としない;核武装にメドをつけた中国は海へと乗り出した ほか)
第3章 日米同盟はどこまで頼りにすべきか(日本は堂々と核武装できる唯一の国;蒋介石はアメリカに二度、捨てられた ほか)
第4章 日本の国防力を再構築するポイント(軍事バランスを取れば「直接侵略」の脅威は遠のく;軍事力は外交カードのエースである ほか)
第5章 日本人には想像もつかない「本当の中国」(日本からすると中国はまったく異質な世界;戦後の日本は国のレベルで戦略思考が消えた ほか)
著者等紹介
平松茂雄[ヒラマツシゲオ]
元防衛庁防衛研究所研究室長。1936年、静岡県生まれ。慶応義塾大学大学院法学研究科修了。法学博士。防衛庁防衛研究所研究室長を経て、杏林大学社会学部教授を務める。現在、中国軍事問題研究家として、執筆、講演活動等を展開している
田母神俊雄[タモガミトシオ]
元航空幕僚長。1948年、福島県生まれ。防衛大学校電気工学科卒業。航空自衛隊入隊。航空幕僚監部装備部長、統合幕僚学校長、航空総隊司令官を経て、07年、航空幕僚長に就任。08年10月、民間の懸賞論文に応募した論文が政府見解と異なるとして、職を解かれる。同年、11月に定年退官。以後、執筆、講演など精力的な活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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