内容説明
1959年のチベット動乱で国を追われ、インドへ亡命したペマ氏、天安門事件をきっかけに母国中国と決別した石氏。二人がチベット問題を中心に、中国の悪行の数々やその危機的な未来の展望、中国人の人物像から日本人に期待することまで、無警戒な日本人にむかって説く警告の書。
目次
第1部 チベット問題から見える「中国大乱」(侵略国家、中国が日本をのみこむ日;チベット騒乱、中国激動の時代が始まった!;四川大地震、政治利用する中国と利用された日本)
第2部 「日中友好」幻想を打ち砕く!中国これだけの悪行(毒ギョーザ事件、「ならずもの国家」中国の本性;ガス田開発、福田で日本は完全敗北;中国ファシスト青年が夢見る「中華聖戦」)
第3部 国を追われた私が日本人に伝えたいこと(わが第二の故郷、日本が再び誇れる国となるために;ラサ騒動、中国はチベットに何をしてきたか;中国は現在進行形の植民地国家だ;チベットの教訓、日本は中国とどう付き合うべきか)
著者等紹介
ペマ・ギャルポ[ペマ・ギャルポ][Pema Gyarupo]
1953年チベット生まれ。ダライ・ラマ法王に従いインドに亡命。難民キャンプで少年期を過ごし、1965年12月に来日。2005年11月に帰化。モンゴル国大統領社会文化担当顧問。他に岐阜女子大学名誉教授、拓殖大学客員教授、桐蔭横浜大学・大学院教授、チベット文化研究所名誉所長も務める
石平[セキヘイ]
1962年中国生まれ。北京大学卒業後、88年留学のために来日。神戸大学文化学研究科博士課程修了後、民間研究機関に勤務。現在は日中関係・中国問題を中心に評論活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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