世界の中華料理―World Chinese Dishesの文化人類学

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世界の中華料理―World Chinese Dishesの文化人類学

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  • サイズ A5判/ページ数 304p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784812223222
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C1039

内容説明

世界各地の様々な英語が「World Englishes」と称されるように、中華料理の世界的展開は「World Chinese Dishes=世界の中華料理」としてとらえられるだろう。アジアはもちろん、欧州、中東、中南米、アメリカなどでフィールドワークを行ってきた人類学者たちが、中華料理がどのように広まり、食べられているのか明らかにする。一章ごとに味わってお読みください。

目次

序章 世界は中華を食べている
第1部 東アジア(日本―卓袱・普茶料理から町/ガチ中華に至るまで;韓国―韓国中華の多様な担い手と中国へのまなざし;ベトナム―現代「ハノイ中華」を創り出す人々)
第2部 東南アジア・南アジア(マレーシア/インドネシア―多文化社会で生み出される食文化、チャンプルの魅力!;タイ―「タイになる」:分かち難く定着したタイにおける中国;インド―インド中華からデーシーチャイニーズへ)
第3部 中東・アフリカ(サウジアラビア―「厳しいイスラーム社会」で生まれた柔軟性;ナイジェリア―植民地時代の遺産と活性化する人の移動の中で;南アフリカ共和国―移民とアパルトヘイトの爪痕)
第4部 ヨーロッパ(ドイツ―異国風高級料理から汎アジア料理へ;オランダ―異国情緒と食文化が融合するシニーズ料理;スロヴァキア/ハンガリー―アジア系移民と曖昧な存在の中華料理)
第5部 南北アメリカ(グアテマラ―混淆と受容の国にみる北米と「チノ」;ペルー―街にとけこみ、あふれるチーファ;米国―多様な社会をつなぐサブスタンス)
終章 中華の融通無碍な応用力が世界の人々の欲求を満たす

著者等紹介

川口幸大[カワグチユキヒロ]
東北大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

128
面白かったです。ボリュームあるけど。 世界中に広がる中華料理を文化人類学的に研究。オランダのシニーズ、ペルーのチーファは、独特過ぎて別料理と言ってもいい位?美味しいか微妙だけど食べてみたい2025/02/12

パトラッシュ

127
中華料理が現地風にアレンジされた町中華と本場の味に忠実なガチ中華に分かれるのは、日本のみならず世界共通の現象だった。最初は中国人移民のため作られていた料理が現地人にも受け入れられる過程で、土地の好みや食材の有無、政治や宗教に影響されて、特異な異国料理から珍しくもない国民料理へと定着していく様子は「美味いものに国境なし」と痛感させる。全く原形を失った料理もあるが、移民が現地人との通婚で同化するように何でも呑み込んでしまう中華料理の逞しさか。伝統や原理にこだわるより変化を恐れないものこそ勝つと証明するようだ。2025/04/06

いとう・しんご

10
読友さんきっかけの食いしん坊シリーズ。世界17地域の歴史や文化の中で息づく中華を紹介していて楽しい本でした。ご馳走様でした!2025/02/24

ちり

1
どこの国でも「ガチ中華(オーセンティック寄り)/町中華(現地事情に合わせて混淆性が高い)」的な二分法は存在する、というのは確かにそれはそうだなと思うし、またオーセンティック系が必ずしも当地に来ている中国人向けではなく、富裕層向けの特別なものとして存在する国もある…というのはガチ中華流行りの今の日本だと逆に失念しがちな点だなと思った(一昔の日本でもそうだったというのに)。「おわりに」で触れられていた“世界の日本料理”、普通にずっと待望してる内容なので是非とも実現して欲しい。2025/01/04

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