内容説明
大江健三郎氏の『沖縄ノート』のウソ!徹底した現地踏査をもとに、捏造された「惨劇の核心」を明らかにする。
著者等紹介
曽野綾子[ソノアヤコ]
1931(昭和6)年東京生まれ。作家、日本財団前会長。聖心女子大学英文科卒業。ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章したのをはじめ、日本芸術院恩賜賞ほか多数受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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日本棚
感想・レビュー
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かおりんご
30
歴史。軍強要の集団自決は捏造されたという視点で書かれた本。曽野さんのフィールドワークはスゴいですね。どちらが正しいというのではなく、時代に翻弄されたというところに重きを置いているところに好感がもてます。誰か一人を名指しにして責めるのは簡単ですが、それでは事実が歪められてしまう。どちらの立場もしっかり見極めるのが大切です。与えれた情報を鵜呑みのするのではなく、きちんと情報を見極めていきたいです。2018/02/12
Willie the Wildcat
25
真実と事実。主観と活字が、”乖離”の主要因。前者が極限下の心理状態、後者が先入観。事実の積み上げが、真実への道。”時間”も壁。考えさせられるのが「責任」。個々人、組織、そして社会。妥当性と客観性の追及は前提。著者の反戦平和への姿勢も感じる。心理学、及び法学の見地による検証も興味深い。1人の人生を左右・・・。故の法の精神。2014/04/01
dolly
5
大江健三郎氏などが著作として発表した集団自決命令について著者が実際に関係者各位に取材した内容を元に書かれた本である。自殺に関する心理学的アプローチや「死んで捕虜の凌辱を受けず」など戦時下における集団心理について深く考える機を与えてくれる書である。オススメ2011/12/24
めっかち
4
この本が「軍命令はなかった」との結論あり気で書かれた本で、「軍命令があった」との主張を無視していたら、価値は全くない。しかし、著者は主張に関わりなく徹底的に取材している。「日本軍が悪い」という結論あり気で書かれた「沖縄ノート」(岩波書店)とこの本、どちらが誠実に向きやっているかは明らか。取材しないうちに「屠殺者」という罵倒語まで使う大江健三郎氏は、全く取材しなかったというのだから呆れる話だ。2020/04/30
Yasuhisa Ogura
4
軍命令による「集団自決」の否定派のバイブル的な存在。多くの否定派が、言及、引用している文献。180度対立的な見解が展開されているのかと思いきや、必ずしもそうではない。もちろん、軍命令の存在を肯定するものではないが、降伏を勧告に来た島民や防衛隊員の処刑などは肯定している。また、本来の任務である特攻攻撃の千載一遇の機会を逃したことも明らかにしている。当否の判断はさておき、一連の悲劇を異なった角度、異なった立場から描いており、全体像を理解するうえで参考になる文献ではないかと思った。2014/08/23
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