内容説明
『村八分』『紅の翼』『学生野郎と娘たち』『狼と豚と人間』『男の顔は履歴書』…独立プロ、日活、東映、大映、東宝、松竹…女優を仕事として生きた女の心意気。
目次
第1章 女優への道
第2章 日活映画女優
第3章 様々な撮影所で
終章 家族
中原早苗出演映画作品目録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさやん80
1
中原早苗さんはまだ日本映画が盛んだった1953年デビュー、深作欣二の妻として、彼を支え、最後の作品は2001年となる。ほぼ50年のキャリア。ヴァンプ女優として、主として主演女優の敵役を演じてきた。似たような役柄が多かったので、インタビュアーが作品について聞いても、覚えてないという回答が多いのはご愛敬。彼女にとってあくまで俳優は職業、言われたことはきっちりやるというプロ意識が素晴らしい。ところどころでのぞかせる観察眼もユニークで、歯に衣着せぬストレートな発言が楽しい。2018/05/19
Pio
0
演ずる側の視点からの「映画史」、とても面白かったので、一気に読み終えてしまった。2016/08/31
nora
0
「忘れたわ」が頻出する豪快なインタビュー本。出演作を30本以上見ている私にはとても懐かしい内容。ポスターやスチールがふんだんにあるのもうれしい。2010/02/11