内容説明
広島・長崎への原爆は軍事ではなく犯罪だが、日本では核廃絶を掲げる機関もこれを隠す。「原爆は日本人に使用」はルーズベルトとチャーチルによる決定(ハイドパーク覚書)。人種差別で原爆はドイツではなく日本に向けられた。
目次
1 「ハイドパーク覚書」を知っていますか―われわれに人種差別の刃が向けられた
2 原爆は「日本人に対して使用」で、「日本に対して」ではない
3 ヒバクシャも「ハイドパーク覚書」なんかどうでもいい
4 広島平和記念資料館への訴訟を試みて
5 核廃絶を阻むもの―旧套的防衛論
6 「二つの文化」から「一つの文化」へ
7 ハイドパーク覚書追及―私の原点
著者等紹介
岡井敏[オカイビン]
1930年生まれ。東大理卒、同大学院修了。1991年まで科学技術庁無機材質研究所総合研究官。1998年まで工学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けんた
3
ハイドバーク覚書について、原爆は「日本に」使うのではなく「日本人に」使うという表現がなされているのは人種差別意識があったという考えに基づく著者の持論・活動が述べられている。戦争を経験していない自分としては内容の是非についてとやかく言えず、立場によってさまざまな意見があるものだと思った。しかしなぜアメリカは、原爆を使用したことについて大統領自ら謝罪していく、ということが出来ないのでしょうか。人も自然も「国」の利益のために存在するのではないというのに2010/09/22
ねええちゃんvol.2
0
★★★ when a bomb is finally abailable,it might perhaps ,after mature consideration ,be used against the Japanese.という会話がなされた 広島原爆資料館に資料あり2011/04/29
我門隆星
0
ランクC、廃棄待機2010/08/21