内容説明
あの戦争と真剣に対決した姿勢でいま平和を語る。昭和初期、国の破滅を憂い天皇教育について鈴木侍従長へ進言し、戦時中、東条攻撃の手紙をしたため判事ながら裁かれた父をもつ著者が、その道理尊重の考えに基き、いま道理で平和は守れると論理を展開する。
目次
父の東条弾劾 そして私の平和論(ドラマ『聖断』―国家と国体;山田次朗吉;西園寺の「君臨すれども統治せず」;判事懲戒裁判;恩赦に抗議;焼け跡に思ったこと;たった一度の議席と解散問題;「遺言だと思って喋っている」;一つの文化―真実と論理;私の平和論)
松山城の濠の話
ハイドパーク覚書
ダッカ事件―法の力
著者等紹介
岡井敏[オカイビン]
1930年生まれ。東大理卒、同大学院修了。1991年まで科学技術庁無機材質研究所総合研究官。1998年まで工学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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