内容説明
本書は司法試験に合格するための勉強方法を提供することを目的とする。条文を中心として司法試験に要求される知識を体系的にまとめたものである。定義・趣旨・要件等は判例・通説に従い、そのまま暗記できる文章を用いている。必要と思われる箇所には、図解、補足説明を加え、理解の助けとしている。重要論点については合格者による生きた論証をあげ、判例・学説の対立状況をも示すように努めている。本書は従来の「デバイス刑法」に全面的に改訂を加え、通説である団藤・大塚説に加え、大谷説・前田説らの最新の学説にも配慮し、論証例・図表・学説の対立等を中心に一層の充実を図ったものである。
目次
第1編 総説(刑法の意義と機能;刑法理論 ほか)
第2編 犯罪論(犯罪の概念;構成要件 ほか)
第3編 刑罰論(刑罰の概念;刑罰の適用 ほか)