溶けていく氷にとってぼくらは永遠

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溶けていく氷にとってぼくらは永遠

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  • サイズ 46判/ページ数 96p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784898156261
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0092

出版社内容情報

きみやぼくや空や街に、私たちはいつも、最果タヒの言葉を見つけている。


現代詩手帖賞、現代詩花椿賞、
中原中也賞、萩原朔太郎賞4冠!
現代を代表する詩人の、最新詩集。

詩集『夜空はいつでも最高密度の青色だ』の映画化、
ホテルとのコラボ「詩のホテル」、全国各地での個展開催、
人気アーティストへの歌詞提供、「詩のプラネタリウム」上映、
教科書への作品掲載、詩集・エッセイはのきなみ即重版……

唯一無二・縦横無尽の活動の末に
満を持して届いた約2年ぶりの詩集!

今、書かれ、今、読まれてほしい43篇。


--

命を削るのは命の綺麗なところを残していくため。
傷んだところから削り落として、
いつもみずみずしい果物のような表面が、
わたしの瞳としてきらめいている。
老いる、老いる、きらきら老いる。人を、信じてください、
ひとりでいいから。その人を信じたらどこまでもいけますよ、と、
きみはわたしに言い、ずっと果てのもうおしまいの命のところを、
川の始まりを、指さしていた。

「きらきら老いる」より

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【目次】

内容説明

きみの心の一番美しいところの、時間を止める。現代詩手帖賞・現代詩花椿賞・中原中也賞・萩原朔太郎賞受賞!現代を代表する詩人の最新詩集。きみやぼくや空や街に、私たちはいつも、最果タヒの言葉を見つけている。

目次

薔薇の詩
天使について
夜空の詩
星空の記憶
雷鳴の詩
スローモーション
波音の詩
きらきら老いる
新年の詩
北極星の詩
地平線について
約束
渋谷の詩
赤い点滅
夕陽の詩
永遠の石
花畑について
水面の詩
骨と薔薇
線香花火の詩〔ほか〕

著者等紹介

最果タヒ[サイハテタヒ]
詩人。1986年生まれ。2004年よりインターネット上で詩作をはじめ、翌年より「現代詩手帖」の新人作品欄に投稿をはじめる。06年に現代詩手帖賞、08年に第一詩集『グッドモーニング』で中原中也賞、15年に『死んでしまう系のぼくらに』で現代詩花椿賞、24年に『恋と誤解された夕焼け』で萩原朔太郎賞を受賞。楽曲への歌詞提供、ホテルとのコラボレーション、全国各地での個展開催、プラネタリウム・プログラムへの参加など、活動は多方面に及ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

シャコタンブルー

51
「あとがき」で永遠について述べているが、いろいろな角度からの永遠を体験し垣間見た気持ちになった。一瞬で消え失せていくもの、ゆっくりと沈む行くもの、ひっそりと咲く花や星にも・・どこにでも永遠は存在する。そんな素敵な43篇の誌だった。「天使について」「ぼくはコンビニ」が異色の味わいで印象に残った。2026/07/28

いちろく

21
詩集というよりも、1~2ページの掌編恋愛小説の感覚で読み終えた一冊だった。あとがきによるとテーマは「永遠」みたいですが、著者の感性の若さも感じる年齢にとらわれない若い恋の詩の数々に、今の私は何処か俯瞰的になる部分も。例えば、映画やドラマの一場面の様な「きみの人生の北極星にぼくはなるから。」と作中の様に言われたら、OKなら「私もこぐま座として貴方の周りを巡るよ」、お断りなら「北極星って実際は北天から少しズレていますよね?」と現実を突きつける返答かな? とそんなコトバ遊びも浮かびながらのひと時でした。2026/08/09

もずく

3
永遠を探して人は生きているのかもしれないなと感じた。 氷は溶けてしまうけれど多分、そこに氷としてあったということはそこに永遠もあったような気がしてくる。 命を削るのは命の綺麗なところを残していくため(きらきら老いる)の一行に心が浄化された。2026/07/24

hiro6636

2
読了。 雨のように降り注ぐ言葉。2026/07/05

はるな

1
愛と孤独の詩が多かった。愛することは孤独でなくなることではなく、孤独を引き受けることなのかもしれないと思った。それ以外の詩も素敵で、「薔薇の詩」「渋谷の詩」「恋する塩分」「星空の痕跡」が特に好きでした。2026/07/10

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