舌の上の階級闘争―「イギリス」を料理する

個数:

舌の上の階級闘争―「イギリス」を料理する

  • ウェブストアに32冊在庫がございます。(2025年05月17日 08時26分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 232p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784898155950
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0077

出版社内容情報

階級も格差も噛み砕き、胃袋で掴め!


パン屋と農家と大学教授の3人によるコレクティブ「コモナーズ・キッチン」が、料理を作って、食べて、考える!

ベイクドビーンズ
フィッシュ&チップス
イングリッシュブレックファスト
マーマレード
ローストビーフ
キュウリのサンドウィッチ
…料理ごとに章立てされた12の食エッセイに、それぞれのレシピも収録。

まさに定番中の定番といえるイギリス料理の、歴史や文化的な背景を掘り下げながら、実際に作って食べてみることで、「階級」や「貧富の差」により分断された社会の現実を胃袋から思い知る!


◎ピーター・バラカンさん推薦
(ロンドン出身/ブロードキャスター)
- - -
自分のDNAの一部といえる典型的なイギリス料理にこんな背景があったとは!
食事が語る歴史、社会、階級…興味の尽きない話ばかりで、無知なぼくが少しだけ賢くなった気がします。
(オビ文より)
- - -


「誰が」「何を」「どこで」作り、「どのように」食べるのか。
食文化をとおして社会を知り、社会的背景を知ったうえで料理を食べれば、
これまで知らなかった「イギリス」の姿が見えてくる!

イギリス料理が不味いだなんて、もう言えなくなる!

内容説明

12章の食エッセイとレシピ。

目次

1 ベイクドビーンズ―素朴であたたかいセーフティーネット料理
2 フィッシュ&チップス―コロモさっくり臭みなし、それでもしつこい階級の味
3 バンガーズ&マッシュ―飛び散る肉汁の中毒性
4 クリスマスプディング―年に一度の悪魔的幸福感
5 ローストビーフ―「自由」の味と貧者の生活
6 マーマレード―パディントンはなぜマーマレードを持っていたのか?
7 イングリッシュブレックファスト―誰もがそれを(朝に)食べるわけではない
8 ジェリードイールとミートパイ―下町の香りの今昔物語
9 ロールモップとキッパー―巻かれて燻される「春告魚」
10 グリーンピースのスープとシェパーズパイ―慎ましやかな「普通」の味
11 キュウリのサンドウィッチとポークパイ―ピクニックのお供、でも少し手間がかかります
12 サマープディング―甘酸っぱさと苦々しさと

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

36
イギリス料理はまずい。なぜなら上流階級の人たちは、自分で料理を作らないからだ。これが定説だったが、正直グローバル化が進むと、イギリスの食事が、他国に比べて特別まずいとは思わない。また、ツアーで行くから限定的であろうが、マナーハウスで出される食事が、特別美味しいとも思わない。イギリス料理にもおいしいものはあるし、まずいものがある。国と美味しさを結びつける必要はない。英国料理紹介本くらいの気持ちで読んだ方がいいだろう。映画や小説からの引用が多い。フィッシュ・アンド・チップスのポテトは、英国の方がぶっとい。2024/12/19

Roko

29
テムズ川にウナギがいたって、凄い話じゃないですか!江戸前のアナゴみたいな感じかなぁ。当時は一番安かったから、労働者向けの食べ物だったんです。そういう食べ物って、きっとおいしい、ぜったいおいしい! マーマレードは、今でこそ誰でも食べられるものですけど、最初の頃は超高級品だったんだそうです。なぜなら、マーマレードの原材料であるオレンジと砂糖は、イギリスの植民地であった南方から運ばれてきたものだったから。 イギリスの料理はまずいと言った最初の人は、サマセット・モームらしいですよ。2024/12/24

くさてる

20
ベイクド・ビーンズ、フィッシュ&チップス、クリスマスプディング、ローストビーフ……さまざまな種類のイギリス料理を取り上げ、それらがイギリスという社会でどのような意味合いを持って存在しているかということを、歴史、映画や小説、漫画などの媒体を引用しながら解説した一冊。レシピもあります。知っているようで知らない料理とその背景が多く、とても面白かったです。2024/11/21

ののまる

7
写真美味しそう2025/02/27

まゆ

7
書評で紹介されていて読んだ本。作者はコモナーズ・キッチンという農家兼料理家や学者などの日本人3名からなるユニット。現在でもイギリスでよく食べられているフィッシュ&チップスなどの料理を各章ごとに取りあげ、その料理の成り立ちと、階級制度がはっきりしていた(る?)イギリスで庶民の食べ方と上流階級の食べ方を紹介しレシピも掲載している。ダウントンアビーなどの貴族物のドラマで使用人は地下で調理し階上の主人に持っていくくシーンがあるが、料理を通してイギリス社会の階級間の闘争を交えながら描写している。写真も豊富で楽しい。2025/01/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22190848
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。