内容説明
急カーブポイント、具合のいいカーブ多数。都心の鉄道体験のクライマックスは、カーブにある。眺めていい、渡っていい鉄橋の数々など。踏切や貨物列車、車庫情報、新幹線展望ポイントなど満載。鶴見線と大師線で海辺の工業地帯を行く。東京シブい私鉄の旅。などなど、鉄道趣味への第一歩。
目次
1 鉄道の重量感・疾走感を味わう(カーブ―カーブで感じる;鉄橋―恐怖を呼ぶ轟音―さわやかな川景色;湘南新宿ライン―東京を駆け抜ける)
2 眺めまわす、カッコイイ車両(中央線と総武線―都心のオレンジ色とレモン色;踏切―もはや“懐かしい”風景;ホーム―はじっこが特等席;新幹線―お姿を拝んで興奮;山手線―鉄道マニアは山手線に萌えない、らしい…;貨物列車―出会えばラッキー!;車庫―ほんものの鉄道テーマパーク;地下鉄―地下鉄をどこまで極めているか、それがマニアの尺度となる)
3 乗ってのんびり鉄道散歩(鉄道でゆく京浜工業地帯―鶴見線と京急大師線;東京シブい私鉄の旅;私鉄特急スタンプラリー―大人だって押したいのである;博物館へ行こう!―鉄道博物館、東武博物館、地下鉄博物館)
著者等紹介
鈴木伸子[スズキノブコ]
東京生まれ。東京女子大学卒業後、雑誌「東京人」勤務。1997年より副編集長、2010年退社。都市、建築、鉄道、町歩きなどをテーマに執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なるみ(旧Narumi)
27
カーブの胸騒ぎポイントや、鶴見線の紹介は新しい視点をもらえたり、乗りに行った路線が紹介されていて面白かったです。 ただ全体的に私には散漫な印象が少しあって、1つ1つの章やトピックをもう少しだけ掘り下げていただけるとありがたかったです。2016/08/08
ひろ☆
18
鉄道女子、鉄子さんが書いた本。鉄道、全く興味なかったけど、こういう線路のカーブとか日常楽しめるポイントから入っていけたら、好きになっていたかも。2015/02/28
ドナルド@灯れ松明の火
7
アラフォー鉄子(てつこ)の鈴木さんが著した鉄道関係の作品。自分では東京以外の鉄道はほとんど知らない鉄道初心者と書いているが、フランジ音が好きで、都内のカーブする線路とそこを走る電車・列車を網羅し、さらには貨物用機関車や車両基地・操車場にこだわるなんざもうリッパな鉄子である。撮り鉄らしく様々な写真が説明とともにぎっちり詰まっている鉄道ファン必読書である。鈴木さんの意向だと思うが白味以外の各色を使った紙へ印刷された写真はモノクロ処理であり、本来の車体の色や風景が楽しめず少し残念。2011/08/14
ようこ
5
酒井順子さんあたりの女子鉄の本だと思ったら、その鉄分の高さにびっくりすると思う。鉄のビギナーが重宝しそうな見所ポイントと写真とちょっっと濃いめの情報満載な一冊。東京以外の鉄道をほとんど知らず、これから日本全国に打って出ようという鉄道趣味初心者だとあとがきにあるが、初心者にもとっつきやすい面と初心者には濃すぎ?な好奇心でぜひ全国に打ってでていただきたいと思う。2011/05/31
shima・shima
3
著者の鉄分の高さに驚きつつも、毎日通勤で使っている電車や駅にも見方を変えると楽しみ方がいろいろあるのだなぁ~と思った。 今度、この本を片手に東京を散歩したい。いつもとちょっと違う角度から散歩ができて楽しそう。 2014/10/15