著者等紹介
石川直樹[イシカワナオキ]
1977年東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。2008年、日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
退院した雨巫女。
9
《書店》荒々しい富士山。登山中に見るとこういう情景に出合えるのかもしれない。2013/05/28
Sakie
6
私は人の痕跡のない景色が好きだ。しかし、富士山のどこに人の痕跡のない景色が残っているというのか。誰も写っていなくとも、そこここに人の痕跡がある。雪や陰影が痕跡を覆い隠すだけだ。石川氏はそこに人、人のつながり、生き方、信仰の原風景を見ている。それらを含めた富士山を、石川氏は愛している。夜でも、眼下に人の営みが見える。なのにわざわざ目を反らしてどこまでも続くような山肌を眺めている私は歪なのかもしれない。末尾に富士山への思いがみっちり3ページ吐露されている。山を中心に交差する無数の視線、て表現がいい。2015/09/10
moe
2
冬の富士山は清々しく厳しく美しい。まさに霊山だと思いました。登りながらの写真なので、普通の富士の写真とは違い近景です。体力にまったく自信のない自分には登ることのできない山ですが、この写真集で観ることのできない景色をみせてもらえました。2010/12/21
mamitasu_b
1
最近テレビで、登山家のドキュメント、富士山で外国人向けにガイドしている人のニュース、漫画原作の映画、などなど観ていて気になったので借りてみました。(『岳』も終わっちゃったしw・・・・・三歩!;;)2012/09/25
ホークス今季はAクラス!
0
今やアサヒ飲料から「富士山のバナジウム天然水」が出たりして注目されている水が、岩と石と砂で出来た大きな富士山の麓の方で生まれている事の不思議さ、富士吉田市で催される火祭り、地元の人が踊る盆踊りなどを通して自然と人との関わり方を描いた写真集だと思いました。2022/04/24