内容説明
琉球弧の南、八重山諸島の風土と歴史のなかに、「沖縄の原風景」を読む。
目次
与那国島(波多浜旅情の実相;久部良部落の今昔;人頭税と柳田国男の感概)
波照間島(果ての島・流人の末裔;生きている神々)
黒島(丸木舟に託す古代人の夢;漂流伝説の背景)
新城島(文化と貧困のはざま;「アカマタの神」と「島の思想」;秘められた古陶の謎)
鳩間島(白い灯台の抒情;民謡にみる島の歴史)
西表島(原生林と長流と山猫と;古見の浦の神と歴史)
小浜島
竹富島(拮抗する島の内と外;「安里屋ユンタ」の諷刺)
石垣島(村の創成伝説とその発展;アカハチの反乱と復権;切支丹焚殺の虚実)