感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
91
満ち欠けを繰り返しながら、日々様々な表情を見せる月。世界各地の月にまつわる話を第1夜から第30夜までに分けて、月のある美しい風景写真50点とともに綴られた旅の記憶となっている。構成が素晴らしく、読み応えもあり、とても見やすい。欲を言えば写真がもっと綺麗に映えるよう、紙質をもう少し上等なものにして欲しかった。表紙も地味だし、知名度が低いのはそういうことも関係してる気がしてならないけれど、そうするとさらに価格が上がってしまう都合上仕方なかったのかも。でも、月が好きな方にはぜひぜひオススメしたい1冊。2013/10/09
柊渚
27
夜空をめぐる「月」の悠久の旅の記憶。世界各地に伝わる月の神話や民話が、幻想的な月景色の写真とともに綴られる。淡い光の中に浮かび上がるのは、かつての懐かしい記憶。私達を甘美な夢の世界に誘い、時に狂気や畏怖の念を抱かせる。秋の夜長にぴったりな一冊。各世界のお月様像が多様でチャーミング。ちょっとドジっ子だったり、気に入った子をすぐに月世界にお持ち帰りしちゃったり…。お腹を空かせてる人がいたら、自分の肉を切り分け「お食べ」って食べさせてくれるのなんて、ア〇パ〇マンだ…🥺? 月って、どんな味がするのでしょうか…。2021/10/04
ひろ
17
世界各地の月にまつわる神話や民話を集めた一冊。オデッセイと名付けられた通り、擬人化された月が各地を旅した逸話のように仕立てられている。遠く離れた土地に伝わる話も馴染みの展開であったりして、物語の原型に触れた心地がした。一方で登場する動物などには地域性が色濃く出ていて楽しい。20年以上前の作品のため、添えられた写真に時の隔たりを感じるが、それもよい味。毎夜少しずつ読むのも良さそう。2022/06/18
チカチカ
7
「月」をモチーフにした物語集。もっとファンタジックなのかと思っていましたが、地に足をしっかり付けた世界観でニヒルで素敵(笑)でした。文庫本だったらぜひ手元に置きたいんだけどな~(//∇//)2013/12/31
ゴコ
6
「さてみなさん、今宵は月ノ光に心癒されたいですか?心乱されたいですか?」黒犬。柳の木と娘。月を伐る男。子供の笑顔。うさぎ。聖母子。ヒキガエル。悪ガキたちの手の指のあと。世界各地の月の物語と幻想的な月の写真。月の模様は地域によって様々なものに見えていてそれに基づく物語があり面白かった。古本で購入したが大きめの帯がついていて上の引用文と月の夜空をバックにキリンの群れが歩いている写真があまりに綺麗だったのでつい買ってしまった。2013/05/19




