中国怪談奇談集 (新装増補版)

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  • サイズ 46判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784898065082
  • NDC分類 923
  • Cコード C0097

内容説明

ひと味ちがう「怖い!」「不思議?」中国歴代の怪談・奇談集10作品に収められた怪異譚・奇談61話。鬼、鬼女、妖怪、死者と霊魂、不思議な現象など、日本の怪異妖怪にも通じる興味津々の内容。好評だった2002年のオリジナル版に新たに20点の挿画を加えた。

目次

1 晋代―『捜神記』より(点鬼簿;死人録 ほか)
2 宋代―『太平広記』ほかより(魂が肉体を離れた話;板橋店の三娘子 ほか)
3 清代(1)―『聊斎志異』より(剥いだ人間の皮に絵を描く鬼女;飲み仲間 ほか)
4 清代(2)―『子不語』ほかより(髑髏の復讐;屍の三つの願い ほか)

著者等紹介

多久弘一[タクヒロイチ]
1921年、佐賀県に生まれる。中国在住二十余年。その間、北京大学に留学。旧制奉天第一中学校に勤務。終戦時、国立瀋陽医学院(旧満州医科大学)東洋医学研究所、岡西為人博士のもとで留用日僑となる。帰国後、大学・高校勤務を経て、代々木ゼミナール校長。平成14年3月退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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澤水月

11
捜神記から聊斎志異など淡々と中国むかし怪談…と思ったら清代の「子不語」「閲微草堂筆記」(岡本綺堂が元ネタにした話と解説あり)から俄然超面白い! 化け物というより生々しい人間所業ゴロリ(達筆者を誘拐し熊の生皮剥いで被せ「字書く熊」で儲ける奴…)、平成初期の実話怪談に平山夢明が人間狂気の刃を突き刺してきた時のよう。後書き見るに筆者も「閲微草堂筆記」を一番紹介したかったように見受けられるが1話。経歴は満州の学生から代ゼミ講師、分かり易い訳に数行の原文と読み下し、受験生にも良さそう。「閲微草堂筆記」を注文しました2022/02/19

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