出版社内容情報
明治初年、開港地・横浜には外国向け陶磁器輸出販売のために多くの名工・陶器商が
移り住み横浜は陶磁器の一大産地となった。この地から夥しい名品が欧米のコレクター
の手に渡り、これらが欧米の陶磁器産業やジャポニズムに与えた影響もしばしば指摘
される。本書では、米国を中心とした海外のコレクションを掲げながら、50名の陶工、
絵付け師の技を紹介し、日本人商人、外国商社等にも言及してこの時期の横浜の輸出
陶磁器の実相に迫る。
近藤裕美[コンドウヒロミ]
著・文・その他
内容説明
明治時代、世界の万国博覧会で受賞し、世界中が絶賛した精緻な横浜の陶磁器は、日本中から集まった陶工や画工の技の集大成である。しかし、昭和の初めには横浜の焼物は衰退し、忘れ去られていった。その横浜の焼物と当時の記憶を豊富な写真と資料で紹介する。
目次
1 横浜陶磁器と絵付けの推移
2 横浜輸出陶磁器の精華(田代市郎次;井村彦次郎;八木三六;山下民松;塩谷加太郎;内山国次郎;川本健吾;中村鎗次郎;滝藤萬次郎;深川與太郎 香蘭社 ほか)
3 横浜陶磁器輸出時代の背景
4 資料編
著者等紹介
近藤裕美[コンドウヒロミ]
昭和26年兵庫県生まれ、関西外国語短期大学卒業、日本航空・客室乗務員として勤務。昭和47年退社。昭和48年、結婚のため渡米(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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