内容説明
食の悦楽が生んだ事実と記録が、怪しくも愉快な事典になった。香気芬芬とする粋な文章で、酒と肴の蘊蓄を語る大人の洒落た本。
目次
愛玉子に首ったけ
味付けを覚えたニホンザル
羮に懲りて…
鮑犬登場―マフィアも狙うＶＩＰな食材・干し鮑
淡雪料理のいろいろ
鮟鱇の口のへの字の残りけり
世界に誇る居酒屋天国日本！
居酒屋四店がミシュランに
泉燗
幻の魚イトウが食える！〔ほか〕
著者等紹介
狩野敏也［カノウビンヤ］
北海道知床（標津郡標津町）の出身で生粋の道産子。北海道大学法学部卒業後、ＮＨＫに入社、札幌、函館、室蘭、東京の各地で記者、ディレクター、資料部員、考査室主査などを務める。１９８７年同社を退職後、十字文学園女子短期大学教授に就任し、２０００年までコミュニケーション論、現代詩作法などを講じた。この間、現代詩や童話の制作に打ち込み、詩集１０冊、児童文学関係６冊の著書がある。現在、十文字学園女子大学名誉教授。ハウス食品家庭料理大賞コンクール審査員特別賞（’８３年・カレー焼酎鶏）、バーレイサラダコンテスト審査員特別賞（’９０年・ヘルシー鍋巴料理）、第１回ＵＳＡチキン・ターキー・ダック料理レシピコンクール・アメリカ大使特別賞（’９２年・チキン・ヌードル・ジャポニカ）など、各種の料理コンテストで多数入賞したほか、日本酒の利き酒名人位（’８０年・日本純米酒協会）を持つ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ｋｅｉ
39
面白いです！実家が造り酒屋の内田百間は、終生、酒と言わず、お酒と。ちょっと多いな、半分飲めよ、と夫人に言ったのが最後の言葉。ってなお話しが満載。食べながら飲みながら、会話の継ぎ目に。そういうのが、若い人はうっとおしいかな？たまにはお付きあいくださいね。2018/06/23
-
- 和書
- 山本宣治写真集
