内容説明
咋今の生物化学的研究の進歩は、OCDの前頭葉や大脳基底核の機能異常を示唆しており、それらにセロトニン系神経機能が深くかかわっていることも推定させる。古くて新しいOCDの治療が、SSRIの導入で格段の進歩をみせているが、薬物投与により得られるさまざまな知見は、OCDの病態に迫るヒントも与えてくれる。本書は、最新の知見の情報源であると共に、治療に役立つものである。
目次
鼎談・OCDをめぐる最近の話題
整理編(OCDとは;OCDの診断;OCDの原因;OCD治療におけるSSRI―現状、問題点、将来)