改訂 子どもの心と精神病理―力動精神医学の臨床 (改訂)

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  • サイズ A5判/ページ数 198p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784753303076
  • NDC分類 376.11
  • Cコード C3011

内容説明

本書は、筆者自身の子どもたちについての筆者による観察記録に基づいて、精神力動の観点から、乳幼児の精神発達を詳しく観察し、考察したものである。本書では、乳幼児の精神発達の詳しい観察事実をもとに、精神分析における再構成とは逆の方向をとって、乳幼児の原始的な精神機能の一部が、児童や大人の正常・異常の心理の中に認められることを指摘し、考察を加えている。

目次

第1部 精神力動的発達理論(発達観察と精神分析の潮流;乳幼児発達の観察と理論)
第2部 乳幼児発達の継続的観察と考察(新生児―誕生から〇カ月末まで;共生関係形成期―一カ月から二カ月末まで;三カ月から半歳まで ほか)
第3部 臨床問題の発達力動的考察(情動の発達と臨床;自我境界と精神病状態発生の力動)

著者等紹介

高橋哲郎[タカハシテツロウ]
1960年、東京大学医学部医学科卒業後、10年間、関東中央病院精神科児童病棟、国立小児病院精神科、東京大学医学部付属病院精神科、式場病院に順次勤務した。この間、「分裂病症状を呈する思春期精神障害の研究」(精神神経誌、1966)の中で思春期特有の力動的統合のあり方を発達的に考察し、分裂症様状態との関連を論じた。1970年に米国に移住。レジデンシー訓練とメニンガー精神医学校児童精神医学およびトピーカ精神分析インスティテュートを卒業。メニンガーでは、思春期精神医療の国際的リーダー故D.B.Rinsley博士に直接指導をうけた。日米の診療研究を比較考察、Adolesent Symbiotic Psychopathology―Cultural Comparison of American and Japanese Patterns and Resolutions.Bulletin of the Meninger Clinic.1980を著わし、メニンガー病院からWood Prince賞を受けた。その後、メニンガー病院チームリーダー、病棟医長、精神病治療部門部長、カール・メニンガー精神医学校ハンブルトン・アブラハムズ教授、トピーカ精神分析研究所講師を歴任した。1991年、A Comparative Study of Japanese and Group Dynamics.The Psychoanalytic Reviewを著わし、トピーカ精神分析協会賞を受けた。また、精神科慢性疾患の分析的集団精神療法を20年間行い、米国集団精神療法学会フェローに選ばれ、カンサス州支部長を2年間務めた。1996年帰国し、大阪で健育研究所勤務後、精神分析セミナリーを開設し、精神分析、精神療法、集団精神療法の指導にあたっている
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