内容説明
遺跡や沈没船などを、科学的、考古学的に調査し、検証するシリーズ。実際の調査現場の様子だけではなく、当時の生活を少年や少女の目から描いています。この巻の物語の主人公は、沈没の現場にいあわせた少年ジャックと少女ルースです。
目次
第1章 海洋探険家の抱く夢
第2章 世界一大きな豪華客船
第3章 運命の夜
第4章 タイタニック号の発見
第5章 タイタニック号の残骸の調査
第6章 タイタニック号の沈没の謎を解く
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほんわか・かめ
16
水深3965m。透明人間が履いているかのような状態の靴が、確かにそこに人がいたことを物語っている。タイタニックと1500人以上の魂が眠っているその場所。タイタニックにまつわる優雅でドラマチックで、悲しい物語。大判なので、豊富な写真やタイタニックの断面図や深海の図解、リアルな絵に引き込まれる。映画タイタニックの最後で、海底で色を失ったタイタニックが次第に色を帯び、在りし日の輝きを取り戻していくシーンを思い出した。2021/03/10
MOE
1
タイタニックは未だにいろんな意味で人気が高い。昔、購入した本を再読。この本は沈没から70年余り経ってから調査団でタイタニック号を発見調査された方の解説で、出港してから沈没までの状況と調査開始から発見まで、その後の調査等イラストや写真でわかりやすく簡潔に読める。海底で撮影した写真と沈没前の船の状態と比較しながら解説があったり、生存者の数名にスポットをあてて描かれているので映画から史実に興味を持った方にもお薦め。海底に長い間沈み、遺体がそこに横たわってたであろう証明の残された靴の写真に胸が痛んだ。2021/05/24
◎
0
この内容でドキュメンタリー番組を以前見たことがあります。映像で見ると分かりやすかったんだけど、文字で読むと分かりにくいなあ。特に後半(; ̄ェ ̄)2016/11/14
きりだんご⭐️新潮部
0
●図書館2013/09/14
ぽよ
0
多くの写真、イラストが多用されているお陰で全体像が分かりやすい。今は2つに分かれて眠ってるのね。海底に眠る船体写真を見た時はなんとも言えない圧倒感が。 スケールのデカい仕事ですな2019/02/21