内容説明
本書は4つの章から構成されている。第1章~第3章は世界の動きをみながら、わが国における振動障害の歴史を医学的に、また司法の世界から振り返り、その歴史を明らかにしようと試みた。第4章は振動障害を解説し、振動障害の診断・治療に当たる医師、あるいは振動障害の労災認定業務に携わる方々等に役立つものである。
目次
第1章 振動障害研究の歴史
第2章 病像論
第3章 振動障害に関する司法・行政の対応
第4章 振動障害の診断と治療
振動障害関係主要行政通達
振動障害に係る民事事件判決概要
著者等紹介
那須吉郎[ナスヨシロウ]
1941年生まれ。鳥取大学医学部卒。鳥取大学医学部整形外科研究科、同大学医学部第2生理学教室助手を経て、現在、山陰労災病院整形外科部長、振動障害センター長、手術部部長
岡田晃[オカダアキラ]
1929年生まれ。北海道大学医学部卒。札幌医科大学教授、金沢大学医学部教授、同大学医学部長、日本学術会議第7部長、金沢大学長、大学基準協会副会長を経て、現在、金沢星陵大学学長、日本医歯薬アカデミー会長
有泉誠[アリイズミマコト]
1952年生まれ。金沢大学医学部卒。金沢大学大学院医学研究科修了。金沢大学医学部講師、同大学助教授を経て、現在、琉球大学医学部教授(保健医学講座)
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