内容説明
一九五六年一月、全共連は農家全戸加入など飛躍的事業拡大をめざす「農協共済事業推進五か年計画」を策定、この挑戦的な計画達成のため、共済推進運動の“バックボーン”となるポスターをつくろうと、協同組合保険(共済)の生みの親ともいうべき賀川豊彦に“揮毫”を依頼した。賀川の“揮毫”は直ちに巧芸版で印刷、全国の農協や共済連に配付され、ここに記された「賀川思想」は、農協共済推進運動の「錦の御旗」となった。なお、この“揮毫”原本は、現在JA共済連全国本部役員会議室に掲げられ、大切に保存されている。
目次
第1章 賀川豊彦と協同組合保険(共済)
第2章 協同組合保険運動の展開
第3章 農協共済の誕生
第4章 農協共済普及拡大に向けた“熱い思いと実践”
第5章 各種共済事業の創設と発展
第6章 賀川豊彦から受け継ぐもの
著者等紹介
和田武広[ワダタケヒロ]
1953年、愛媛県生まれ。明治大学文学部卒業後、愛媛県共済農協連(現・JA共済連愛媛県本部)に入会。JA共済連全国本部東日本引受センター長、JA共済損害調査(株)常勤監査役等を経て、2015年3月に退職。現在、賀川豊彦記念松沢資料館嘱託講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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