内容説明
福島県の新聞史ほど、波瀾とドラマに満ちた例はどこにもないのではないか。そこには日本の新聞がたどった激動の歴史が、いみじくも“縮図”として投影されている。全国でも稀なる、福島民報・福島民友新聞というふたつの地方紙が織りなしてきた歴史の醍醐味が横たわっている。
目次
前史時代の新聞
自由民権と政論新聞の時代
福島新聞と空白の十年
福島民報の創刊
自由党分裂と福島民報の危機
福島民友新聞の創刊
二大紙対立と抗争の時代
新聞史に拾う二つの受難
新聞疎開と持ち分合同
戦後の民報と民友奇跡の復刊
県域を越えた挑戦
東日本大震災と新聞
著者等紹介
町田久次[マチダキュウジ]
新聞史研究家、ノンフィクション・ライター。昭和23年(1948)福島県会津美里町生まれ。県立会津高等学校、新潟大学人文学部卒業。昭和46年(1971)福島民友新聞社に入社し、編集・報道記者、広告局次長、経理局長、取締役など歴任。平成23年定年退職。平成25年(2013)福島県文学賞正賞、準賞など受賞。現在、公益財団法人会津弔霊義会評議員、会津文芸クラブ事務局長、美里ペンクラブ会員、山川健次郎顕彰会会員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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