内容説明
故郷である「安達太良山」のパノラマを眺める時だけが智恵子にとって心身を癒すことの出来る瞬間だった。智恵子のいう本当の空とはどんな空か?多くの文人たちがその絶景に魅せられ、多くの作品に残された「安達太良山」。“アダタラマニア”である作者が神髄に迫った究極の安達太良文学。
目次
第1部 「安達太良山と短歌文学」の源流(「安達太良山」が名山と言われる理由;幾種類もの「あだたら」表記;「あだたら」の意味は ほか)
第2部 「安達太良山」と現代短歌(「安達太良山」を慕う現代歌人・里人の歌;現代の歌枕「安達太良山」を発信;校歌に歌われている「安達太良山」 ほか)
第3部 「安達太良山」と近代・現代文学(「安達太良山」を「日本人の心のふるさと」にした『智恵子抄』を再び;「安達太良山」を描写した文学作品)
著者等紹介
猪狩三郎[イガリサブロウ]
昭和15年福島県田村郡生まれ。昭和38年福島大学学芸学部卒業。平成12年38年間の県内中・高校職員退職。現在、東北アララギ会「群山」会員、東北アララギ会「群山」郡山短歌会代表、「環境・教育・人間」同人、「あだたらを知る会」会員、「癌を考える『ひいらぎの会』」会員
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