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イリオモテヤマネコ - ”生きた化石動物”の謎

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  • サイズ B40判/ページ数 301p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784897421926
  • Cコード C0240

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamakujira

6
1972年刊行本を底本にして2015年発刊、1965年のイリオモテヤマネコ発見の顛末と捕獲後の飼育日記を、発見者である動物作家が詳細に教えてくれる。沖縄が占領下であったこと、米軍が進駐するまでマラリアが蔓延していたこと、島民の生活が貧困だったこと、まずは当時の時代背景に驚かされる。ヤマネコ調査に協力的だった島民が、保護活動には一転して反対、素朴は蒙昧なのか。当時は一属一種と記載されたイリオモテヤマネコも現在では亜種とされたけれど、野生のヤマネコが生息することに価値があるのだと思う。 (★★★☆☆)2020/04/27

モリータ

5
今回行ったのは宮古島ですが、那覇空港の搭乗口付近の売店で読みたいものがこれしか見つからなかったので。ヤマネコを探して捕まえるのはまぁまぁ面白いのだが、捕まえたヤマネコを地元自治体が天皇に献上するというのを押し切って国立博物館に寄贈させたとか、作家が自宅の狭いオリで飼育を試す(室内に入れるなとかかわいそうだから生き餌を食べるなとかいう家族の言うことを聞きながら!)とか、後半は考えさせられる話だなぁ…。ちなみに那覇空港は慢性的に混雑しているよう、乗ってから離陸まで1時間ほど待つ間に読んでしまった。2017/07/10

Yoshitsugu Kaji

0
イリオモテヤマネコ発見の経緯が、発見者目線で描かれている。 さすがは戸川幸夫さん、発見譚はイキイキと現場感に溢れ読み応えがある。 後書きの戸川氏の娘さんの小文は、発見後50年、ヤマネコがどのように扱われたか、簡潔にまとまり、興味深い。 戸川氏が西表と距離を置いていた件などはなんともリアルな感じがする。2017/09/19

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