内容説明
戦前の沖縄で琉球研究に打ち込み、一九六八年、他に先駆けて『おもろさうし全釈』の偉業を成し遂げた鳥越憲三郎。おもろ研究史上“今一つの流れ”を代表する鳥越の残したものとは―。碩学の学問に正面から迫る力作評伝。
目次
第1章 「鳥越おもろ」成立の背景
第2章 新しい史観の提唱
第3章 おもろ路を往く
第4章 文学・詩歌の発生
第5章 宗教改革者としての鳥越
第6章 琉球その後
付録
著者等紹介
山口栄鉄[ヤマグチエイテツ]
1938年沖縄県那覇市に生まれる。琉球大学英文科卒業後米国インディアナ、プリンストン大学院言語学科に学ぶ。エール大学退官後元沖縄県立看護大学英語科教授。欧文日本学研究所(米国、沖縄)主宰。Hon.Ph.D.米国コネチカット州ニューヘイブン郊外在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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