内容説明
本書は、仲宗根政善氏(一九〇七‐一九九五)が、一九五三年から八七年の間に記した「ひめゆり学徒隊」に関する日記「ひめゆりの塔の記」(全二十九冊)の摘録である。
目次
八周忌慰霊祭に参列
学徒隊の援護法適用
伊江島真謝区民の陳情団
琉球大学の学生処分
渡嘉敷良子の母親に会う
孝ちゃんを祭る詞
B52爆撃機駐留
日米共同声明
十・十空襲の記憶
渡嘉敷良子の死〔ほか〕
著者等紹介
仲宗根政善[ナカソネセイゼン]
1907年4月26日、今帰仁村与那嶺で出生。1929年、東京帝国大学文学部国文学科に入学。1933年、県立第三中学校に教授嘱託として赴任。1936年、県女子師範学校兼県立一高女教諭。1942年、県女子師範付属大道国民学校主事。1943年、沖縄師範学校女子部教授兼予科主事。1945年、沖縄陸軍病院引率教師。1946年、沖縄民政府文教部編集課長。1950年、沖縄民政府文教部副部長。1952年、琉球大学教授兼図書館長。1955年、琉球大学副学長。1958年、副学長を退任。1963年、ハワイ東西文化センター客員教授。1975年、琉球大学を定年退職。1978年、勲三等瑞宝章受章。「沖縄言語研究センター」代表。1980年、沖縄タイムス賞・文化賞受賞。1982年、一坪反戦地主会顧問。第一回東恩納寛惇賞、県文化功労賞受賞。沖縄戦記録フィルム一フィート運動の会代表。1984年、日本学士院賞・恩賜賞受賞、伊波普猷賞特別賞受賞。1989年、ひめゆり平和祈念資料館館長に就任。1992年、西日本文化賞受賞。1995年2月14日、死去。享年八十七歳
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- 和書
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