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内容説明
強烈な個性で画業10年、37歳の生涯を駆けぬけたファン・ゴッホは、何を遺したのだろうか。あの、激しすぎる絵画への情熱。あの、常人とかけはなれた過激なふるまいは何を語るのか。本書は、近代美術を代表する巨匠の生涯を追い、作品を解きあかしながら、ゴッホが刺激を受け、ゴッホが刺激を与えた画家たちの人と作品にも迫ります。
目次
画家になる決意
農民画家
じゃがいもを食べる人々
パリの芸術
色の実験
浮世絵
静物画
自画像
南へ引っこす
近代的な肖像画
ひまわり
ゴーギャンの訪れ
これが僕だ
近い景色、遠い景色
表情のある線
独創的な模写
最期の数カ月
その後におこったこと
著者等紹介
トムソン,ルース[トムソン,ルース] [Thomson,Ruth]
地理、環境、歴史、博物学、美術など、さまざまな分野の子どものための本を200冊以上執筆している作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
m
5
今の子供向け絵本ってすごい。大人でも十分楽しめる質と量。ゴッホに惹かれるのはその悲劇的な人生によるものが大きいと思う。モネのように80過ぎまで生きていたらゴッホの評価はどうなっていたのだろう。今と変わらない、ってことはないだろうなぁ。2017/12/21
bibi
2
波瀾万丈の生涯だったフィンセント・ファン・ゴッホ そんなゴッホの人生を追いながら、数々の名作誕生の背景をさぐっている。 どんな画家に影響を受け、作風がどんな風に変容していったのか、分かりやすく解説してくれている。2017/04/21
ちい
1
原色と捕色の配置で巧みに光や一瞬の趣を表現しようとしていたという。一見、厚塗りで荒い筆跡だと感じるゴッホの絵だが、緻密に計算され尽くした技法を取り入れていたと知った。 色々な作品が易しく解説されており、また、初期から後期にかけての作風の移ろいや、そこから読み取れる彼の心情も解説されていて、読みごたえがある。2023/02/03