内容説明
さりげない佇まい。しかし、よく見て触れてみると、その味わい深さが伝わってくる。デザイナー・小泉誠がその「地味力」を語る。
目次
第1章 原点(僕が惹かれるもの;僕は日本の家具デザイナー)
第2章 価値観(腑に落ちるまで;理のあるデザイン;現場で、原寸で考える;考え方を考える;活かすデザイン)
第3章 方法(地域でのモノづくりが始まった;地域との仕事にどう向き合うか;徳島での関わり方;高岡での仕事;富山の活動)
第4章 スタンス(じっくりしっかりゆっくり;家業と事業)
第5章 今(大学で教える;国立という場所;点、線、面;家づくり)
著者等紹介
小泉誠[コイズミマコト]
家具デザイナー。1960年、東京生まれ。木工技術を習得した後、デザイナー原兆英と原成光に師事。1990年にKoizumi Studio設立。2003年、デザインを伝える場として「こいずみ道具店」を開設。箸置きから建築まで生活に関わるすべてのデザインを手掛け、現在は日本全国のモノづくりの現場を駆け回り地域との恊働を続けている。2015年に手仕事をつなげる活動「わざわ座」を発起。2005年より武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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michikobito(mirai_ic)
1
小泉ファンとしては国立にお店を出されているのは不便で困っていたけれど、「偶然」ではなく「わざわざ」訪れる客との出会いを大切にしていたのならしょうがない。2016/02/04
ponnnakano
0
「誰のためにつくるのか?」の部分に非常に納得。「ユーザーのため」と言いながら本当は「売り手のため」になってるものが多いと僕も思いますし、それでは良いものにならないです。小泉誠さんは、地味ですが、地に足のついた良い仕事をしてますよね。2015/10/27
すすむすすみ
0
家具の本だと思って買ったがデザインについての本だった。 BtoBの打ち合わせの仕方やデザインの考え方など参考になる。住宅に携わっていた身とすると最後の大工が家具を作るっていうのは現場の現状から考えるとうーーんとは思う。2025/04/07