出版社内容情報
「ただ座ること」。道元が語った禅のことばをわかりやすく紹介!
内容説明
道元が説いた禅とは、幸福や利益を得る手段でなく、悟りを得ることすらも目的にしない、修行の思想だった。『正法眼蔵』ほか、道元が残した数多くの著作を読み解けば、「将来が不安」「何をしてもうまくいかない」「努力が報われない」など悩みを抱える現代の人々へのメッセージが浮かび上がる。他人の言葉に振り回されず、ただひとすじに正しいと思う道に向かって自信を持って生きること。道元の言葉で、禅の本質に触れる。
目次
道を求めて
中国留学
如浄に学ぶ
仏法を広める
正伝の仏法ひとすじに
空手還郷―あたりまえの素晴らしさ
只管打坐―ただ坐る
無所得・無所求・無所悟―さとりを求めない修行
修証一等―修行とさとりは一つ
行持道環―修行に終わりはない
大修行―結果を求めない修行
道得―真理を表現する
自己を習う
三界唯心―全世界は心そのもの
夢中脱夢―夢のような現実を生きる
諸悪莫作―悪いことができない自分作り
有時―存在と時間は一体のもの
磨〓(せん)作鏡―瓦を磨いて鏡とする
仏性―仏としての在り方
道元禅と現代―道元禅師の教えの現代的意義
著者等紹介
角田泰隆[ツノダタイリュウ]
1957年、長野県伊那市生まれ。大本山永平寺にて修行。駒澤大学大学院博士課程満期退学。曹洞宗宗学研究所主任、駒澤短期大学教授を経て、駒澤大学教授。博士(文学)。伊那市常圓寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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