目次
プロローグ デザイナーとは「問題を解決する人」/考え方のデザイン
1章 沈下橋の向こうから見えたもの(僕のはじまり;ジブン;『土佐の味 ふるさとの台所』;コンサルのバイブル?『十和ものさし』;沈下橋の向こうから見えたもの)
2章 梅原真のデザイン方程式(僕のデザイン方程式;砂浜美術館;四万十ドラマ;『とさのかぜ』;「きびなごフィレ」;「ないものはない」;「土佐典具帖紙」;久礼大正市場にて)
3章 高知から全国へ、世界へ(進化する砂浜美術館;ローカルからグローバルへ;「しまんと分校」で語り合おう)
著者等紹介
梅原真[ウメバラマコト]
デザイナー。1950年高知市生まれ。大学卒業後、高知に戻り日本テレビ系のRKCプロダクション美術部に入社。25歳のとき休職してスペイン遊学。29歳で退職後、アメリカ大陸を横断し、サンフランシスコ滞在をへて帰国。1980年梅原デザイン事務所設立。高知を拠点に「一次産業×デザイン=風景」をモットーにデザイン活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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かめぴ
6
凄い。ソリストの思考術・・なるほど。デザインは心理学、もそう。思考自体が考えさせられる。しっかし、しまんと地栗は、スタジオジブリに似ているで吹いた。面白いわぁ。2016/06/09
しゃんぷーしょく
2
著者の仕事の記録。時代とともに忘れ去られていくもの、みんながあまり好きではないもの、その行方や未来は、デザインの力で変えることができると感じた。新聞バッグ私も作ってみたい2018/06/07
YJ
2
高知を拠点に活動している梅原真氏のはなし。独創的で抜群に面白かった!客観的なものさしに翻弄されず、自分がいる今、ここの絶対価値を見つけることがジブンのものさしを持つことになる。砂浜美術館。きびなごフィレ:紀ノ国屋。土佐典具帖紙。2017/05/06
madoka
2
爆発的におもしろい。デザイナー梅原真さんの仕事、生き方、大切にしていることなどが全体性を持って書かれている。モノの背景・風景を伝えるとは、自分が口にするものが本物であることを知らせること。集団が前に進む時に、目の前の現実に針で穴を開けていく人間も必要。大きな道を外れた道にこそ、自分の考えている「ユタカさ」がある。 地方で生きること、良いものを見極めること、人と情熱をぶつけ合って生きることを感じた一冊。2015/07/17
hase45
1
★★★☆☆ 地方を舞台に、デザインの力で文化を生み出す話。面白い取り組みがたくさん紹介されているが、その土地にとって「楽しい」以外の価値を生み出せているのかが気になる。2020/01/24