水平線までの距離は何キロか? - 文系でも楽しめる「およそ数学」の世界

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  • サイズ B6判/ページ数 163p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784396612962
  • NDC分類 410.4
  • Cコード C0040

出版社内容情報

「およそ」で充分!
数学的思考法で、身近な世界が面白くなる

飛行機雲の長さは何キロ? 光の明るさって何? なぜ地球の重さがわかる? 万有引力の法則って何?……………

「およそ数学」とは………………?
厳密な「=(イコール)」計算にこだわらず、「およそ」のところで計算して、ある条件の下での妥当な答えを使って、現実の現象を理解する方法。物理学でよく使われる、「近似計算」のこと。学校教育の「イコール文化」で、数学や物理がすっかり苦手になってしまった人でも、「およそ文化」を知れば、身近な現象から数学や物理の楽しさを再発見できます。

Part 1
「分数」と「ルート」も足し算で暗算できる
Part 2
あなたが見ている「水平線までの距離」は、およそ何キロか?
Part 3
視力1.0の目で確認できる「飛行機雲の長さ」は、およそ何キロか?
Part 4
「光の明るさ」を、ゴミ袋を使って考えてみる
Part 5
ニュートンの「運動方程式」を使って、野球でヒットを打つコツをつかむ
Part 6
形容詞の「基準設定」と動詞の「中身」に注意すれば、数学や物理がわかるようになる
Part 7
野球の外野フライを観ながら、「万有引力の法則」を理解する
Part 8
井戸の深さを、「重力」と「音速」で調べる方法
Part 9
実は空気はスカスカ、われわれは「真空」を吸い込んでいる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばりぼー

39
厳密なイコール計算に拘らず、およその計算で現実の現象を理解する「近似計算」を紹介した本。「水平線は実はすぐそこ」「ニュートンの運動方程式を使って野球でヒットを打つ」「視力は角度で決められている」「生徒40人の教室はスカスカ、空気はほぼ真空」など、面白い話題ばかりです。高校時代からの理系アレルギーですが、目からウロコが落ちました。数学や物理ってこんなに面白い学問だったのかー!数学がつまらないのではなく、その授業がつまらなかっただけだったのですね。教える側の責任が大きいということを改めて感じました。反省。2014/06/03

さくらぱぱ

2
日常にある数学。だいたいを把握する切り口として面白い2019/09/17

とりもり

2
「およそ計算」と銘打って、「近似計算」の有用性を説く一冊。確かに、物理学に限らず、工学やファイナンスでも近似計算は大活躍。なのに、高校までの学習では近似計算は登場しないから、そこで勉強をやめた人にとっては近似計算は縁遠いものなんだと、今更ながらに気付いた。式は多いが内容は平易。活字密度も低いので、あっという間に読める。オススメ。★★★★☆2012/06/09

まあ

0
やっぱり数学は面白い。2015/05/31

weellow4634

0
 身の周りの現象をだいたいこれくらいと大づかみする考え方を教えてくれる本。  一番面白かったのは野球のバットにボールが当たり、飛んでいく方向が変わる理由と、ヒットにするには2塁手の方に向かってバットを振るということだ。2023/09/03

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