内容説明
モネ“睡蓮”、ゴッホ“ひまわり”、山下清“長岡の花火”他、傷ついた名画の数々が蘇る!絵画保存修復家・岩井希久子の生き方に迫る!
目次
第1章 私の生い立ち。そして修業時代(私の家族と幼少時代;絵描きになりたいと夢見る頃 ほか)
第2章 絵画修復家として仕事を始める(イギリスから帰国して、仕事を始める;コンディション・チェックという仕事 ほか)
第3章 私の絵画修復(もう一度学び直そうと決意;母親になり、子どもを預けて仕事を続ける ほか)
第4章 修復から保存へ(最良の修復とは何か;劣化を遅らせる方法を考える ほか)
第5章 未来に向けて(山下清の貼り絵を修復;ディズニーのセル画のカビと戦う ほか)
著者等紹介
岩井希久子[イワイキクコ]
絵画保存修復家(Conservator)。1955年熊本県生まれ。74年絵画保存研究所にて修復の仕事に出会う。80年にイギリスに渡り、ナショナル・マリタイム・ミュージアムにて修復技術を学び、84年帰国。以後、フリーランスとして、本格的に絵画を中心に保存・修復に取り組む。近年、絵画保存における新たな保存方法「脱酸素密閉」を開発する。この他、日本の職人技術を生かした修復を行うなど、独自の修復技術を探求し続けている。また、次世代のための「修復センター」設立を計画中である。2012年度佐倉市民栄誉賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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