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内容説明
マルチメディア=デジタル化の急展開の中で今、新たなビッグバンに立つ映像世界―映画の誕生に始まる映像の世紀100年の歴史を踏まえ、メディア‐コミュニケーションの視点から「映像とは何か」を改めて問い直すとともに、TVの双方向性機能実現を軸とする21世紀の映像世界を展望する。
目次
映像とは何かを問う―何時の間にかしら、私たちはそれの中で生きている
映像の世紀―映画誕生は映像コミュニケーションの時代を開く世紀末のビッグ・バンだった
巨匠たちが遺したもの―沈黙の幻影にすぎない映像はこのようにして語りはじめた
受け手の側からの新生―このような映画再生への苦闘のかなたにはTVの姿も見えてきた
テレビジョンとの再会―未知なる力「同時性」、TVがそれを持ち込んでしまった
同時性を解明せよ―同時性だけでは見ることができないもの、そして意外な同時性の核心
CMに見た偉大な空間―TVに花開いた「小さな」映像世界の魅力の根底
私たちという迷路―ナマ放送が投げかけた、映像情報と現実との近くて遠い距離
ことばとの共生―ことばに満ちたマス・メディア、映像はことばのしもべなのだろうか
映像ジャーナリズム完成―ひとつの成熟期、こうして映像は不可欠の環境となった
競争、選択そして質―爆発的技術革新の時代が開け、映像の根底までも問い直す
グローバル・ビレッジ―映像情報の市場原理はどんな変革をもたらすのだろうか
期待としての未来から―新しい世紀へ、映像世界はふたたびのビッグ・バンに立つ