内容説明
“農”の哲学による3・11後の構想力。人類史から現代と未来を考える。
目次
1 共生の思想と現代(“共生”を改めて考える;「共生」理解の深化―欧米の論争にふれつつ)
2 共生理念と“農”の思想(共生理念と人間‐自然関係のとらえ方;“農”と現代社会)
3 人類史・世界史の新たな視座の探求と共生概念の意義(「人間と自然の物質代謝」の様式―環境史研究の成果にふれつつ;第一の人類史的転換―1万年前の「農業革命」と文明社会へ;第二の人類史的転換―近代文明社会へ)
4 近現代文明の危機と共生社会へ向けて(3・11原発大震災が暴露した近現代文明の問題性;多元的共生社会と新たな文明へ向けて)
著者等紹介
尾関周二[オゼキシュウジ]
東京農工大学名誉教授。共生社会システム学会会長。総合人間学会副会長。1947年、岐阜県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程哲学専攻満期退学。社会学博士(一橋大学)。2012年まで東京農工大学大学院教授。1977年戸坂潤賞受賞。1987~88年日本・オーストリア交換研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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