出版社内容情報
小児精神科医で、米科学技術協力事業「脳研究」分野グループ共同研究日本側代表を務めた友田明美先生が、
不適切な養育について最新研究をもとに警鐘を鳴らし、不適切な養育に陥らない子育てのコツを提案します。
内容説明
「子どものため」「しつけ」のつもりが子どもの脳を傷つけているかもしれない。「感情的に子どもを怒る」「子どもの前で夫婦が喧嘩をする」「育児中にスマホに没頭する」…。このような虐待やネグレクトとは言い切れない「子どもへの避けたいかかわり(マルトリ)」によって、子どもの脳は傷つきます。そればかりか、認知機能の低下やさまざまな疾病リスクを招き、最終的には早世につながる危険性さえあります。本書では、具体的に親のどのような行動が「マルトリ」に当たるのか、育児ストレスが緩和されるペアレントトレーニング(ペアトレ)や傷ついた親と子どもの脳を癒やす方法まで紹介します。
目次
序章 子どもの脳を伸ばすも傷つけるも育て方次第(育て方次第で子どもの脳の発育に影響が出る;他人事ではないマルトリ ほか)
第一章 日常に潜むマルトリ(日常に潜む4つのマルトリ;こんなことも身体的マルトリにあたる ほか)
第二章 マルトリが子どもに与える悪影響(人間の脳の発達;慢性的なストレスが脳を変える ほか)
第三章 傷ついた脳を癒やし、マルトリを予防する(脳とこころを癒やす治療;安定した環境が子どものメンタルヘルスに与える影響 ほか)
終章 親も子も幸せな子育てに向けて(親自身、褒められた経験が不足している;マルトリは子育て困難家庭からのSOS ほか)
著者等紹介
友田明美[トモダアケミ]
小児精神科医。医学博士。福井大学子どものこころの発達研究センター教授。熊本大学医学部医学科修了。同大学大学院小児発達学分野准教授を経て、2011年6月より現職。福井大学医学部付属病院子どものこころ診療部部長兼任。2009‐2011年および2017‐2019年に日米科学技術協力事業「脳研究」分野グループ共同研究日本側代表を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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