農と村とその将来―規制緩和農政を超えて

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  • サイズ A5判/ページ数 111p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784897323190
  • NDC分類 611.1
  • Cコード C0061

目次

第1章 規制緩和の農政改革(アベノミクスは「アベノリスク」か;アベノミクスと農政改革;統治構造と農政改革)
第2章 農政改革の批判的検討(改訂版「活力創造プラン」の実現可能性;食料・農業・農村政策審議会の存在意義;農政改革のゆくえ)
第3章 農政改革の背景と課題(農業・農村構造と兼業農家・農業所得の状況;農業構造の現状と見通し;“農協・農業委員会・農業生産法人の一体的改革”の課題と見通し)
第4章 成熟社会にふさわしい畜産経営(「成熟社会・日本」に必要な畜産とは;日本における畜産の意義と役割;畜産農家・経営体を減らさない)
第5章 農業・農村をフォローする農政改革(農家・地域の3つの選択肢とその基準;共生農業システムの構築と地域の創生;地域の創生と点検)

著者等紹介

矢口芳生[ヤグチヨシオ]
1952年栃木県生まれ。1981年東京大学大学院修了、農学博士。同年国立国会図書館入館、調査員(調査及び立法考査局農林課)。1998年東京農工大学助教授(農学部)。2004年同大学教授(農学部・大学院共生科学技術研究院)。2009年国立国会図書館・専門調査員(農林環境調査室主任)。2013年専門調査員退任。現在、(一財)農政調査委員会・客員研究員、早稲田大学・招聘研究員共生社会システム学会副会長。これまでに、農政審議会専門委員、農林水産統計観測審議会委員、食料・農業・農村政策審議会臨時委員、北海道大学・東京大学・名古屋大学等の非常勤講師、等を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Moloko

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農業の市場主義化は勝てる農村の「一人勝ち」になるから良くない、農村での民主主義、協同、域内流通の促進等々で農村を再建すべきという内容。市場化の過度な強調もあれだが、市場原理による離農よりも高齢化と後継者不足での規模縮小・耕作放棄が多い現状で、企業の参入や農業の大規模化でそこまで弱肉強食の競争になるのか。加えて、収入が都市部の労働に比べて少ない農業に若者が集まるのか。きわめつけには農村に社会的資本なのは分かるが、それで農村を都市住民や企業が支える論理は今の日本で通ずるのかも留意が必要だと思った。2016/11/10

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