わかる実験医学シリーズ
骨研究がわかる - シグナル研究から広がる骨代謝と生体制御のクロストー

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  • サイズ B5判/ページ数 117p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784897069685
  • NDC分類 491.16
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 近年、多くの研究者から注目を浴びてきている
骨研究の基本から最新トピックスまでを網羅!
RANKL・Runx2、破骨細胞・骨芽細胞といった基礎事項はもちろん、
神経系・免疫系などとの生体内相互作用についても第一線の情報が満載!    

《目次》
概 論
ポストゲノム時代の生体高次機能解析で脚光を浴びる骨研究
基本編
第1章 骨を形作るしくみ -骨格系の発生とパターニング-
体軸骨格の発生
四肢の骨格発生とパターニング
頭蓋顔面骨の発生
第2章 骨の成長を司るシグナル-軟骨内骨化と結合織内骨化-
骨の発生と骨形成
軟骨内骨化
IhhとPTHrP
FGFとCNP/ cGKII
BMP
結合織内骨化
骨軟骨の再生にむけて
第3章 骨芽細胞分化と転写因子
はじめに
Runx2とOsterixによる間葉系幹細胞から骨芽細胞への分化決定
Runx2による骨芽細胞分化制御機構
他の転写因子の骨芽細胞分化における機能
おわりに
第4章 骨吸収のメカニズム-破骨細胞の分化と活性化機構-
はじめに
破骨細胞分化
破骨細胞活性
今後の研究の展開
第5章 カルシウムとリンの代謝
はじめに
Ca代謝調節系
Ca調節ホルモンの作用と血中Ca濃度調節系
リン代謝調節系
血中リン濃度の調節機序
おわりに
第6章 骨粗鬆症と骨のリモデリング
はじめに
閉経後の骨粗鬆症とエストロゲン
骨量のバランスとLRP-カテニン系
RANKL系アダプターと骨量減少
骨形成側の末梢血の細胞動態と骨粗鬆症
成体の骨形成における転写因子と骨粗鬆症
神経による骨量制御と骨粗鬆症
おわりに
第7章 関節リウマチの骨破壊と破骨細胞
はじめに
破骨細胞の分化
RAにおける骨破壊の機序
滑膜細胞と破骨細胞
サイトカインと破骨細胞
T細胞と破骨細胞
今後の展開と新しいRA骨破壊の治療
第8章 <特別寄稿> 骨代謝研究の歴史と残された課題
近代骨代謝研究は内分泌学研究の一部として始まった
骨代謝研究の内分泌学から細胞生物学への進展
今後に残された骨代謝研究の課題
トピックス編
1.ERにおいてレドックス制御されるカルシウムシグナリング
はじめに
IP3RによるCa2+制御
レドックス制御によるCa2+調節とストレス応答
おわりに
2.ビタミンDとアンドロゲンによる骨代謝制御
核内受容体の遺伝子発現調節機能
核内受容体の骨組織での機能
おわりに
3.幹細胞ニッチとしての骨芽細胞と造血幹細胞の制御
はじめに
造血幹細胞
造血幹細胞の居場所
造血幹細胞の支持細胞「ニッチ細胞」としての骨芽細胞
骨芽細胞による造血幹細胞の制御
おわりに
4.RANK特異的なTRAF6シグナルの増幅と破骨細胞形成
骨疾患治療でTRAF6シグナルは創薬の標的
破骨細胞形成を担うTRAF6シグナルは特別
RANKはTRAF6シグナルを増幅する
RANKの謎
今後の研究の展開
5.レプチン・神経系による骨代謝調節
レプチンと骨代謝
交感神経系と骨形成
交感神経系と骨吸収
CARTによる骨吸収調節
おわりに