内容説明
古代ギリシア・ローマから20世紀モダン・アートに至るまで、ヨーロッパだけでなく西アジアや新大陸までを視野に置きつつ、太陽・月・星・地球などの天体が、絵画や彫刻などにどのように描き表わされてきたかを、200点以上の豊富な図版でたどり、独自の鋭い視点で考察する。著者渾身の刺激に満ちた新しい美術史。
目次
第1章 古代ギリシア・ローマの天体
第2章 磔刑像の天体
第3章 聖母像の宇宙
第4章 初期ネーデルラント絵画の天体
第5章 宗教改革と対抗宗教改革の日月
第6章 新大陸の太陽・月・星
第7章 太陽の画家と月の画家
第8章 十八世紀「科学の時代」の天体
第9章 十九世紀「産業の時代」の太陽と月
第10章 二十世紀 新しい天体の風景
著者等紹介
藤田治彦[フジタハルヒコ]
大阪大学大学院教授。学術博士。1951年生まれ。大阪市立大学大学院博士課程修了。京都工芸繊維大学助教授、ルーヴェン・カトリック大学客員教授等を経て、現職(大阪大学CSCD・大学院文学研究科)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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