内容説明
著者は現役の弁護士。苦労して司法試験に合格はしたものの、弁護活動の現実は、けっして甘く華やかなものではなかった。法律だけでは通用しない現実。人間の煩悩や執着との戦い。生々しい法律相談に苦悩する弁護士の心の支えになったのは、なんと、古くは聖徳太子も傾倒したという「維摩経」だった。
目次
第1章 生と死
第2章 火中の蓮華
第3章 浄土と穢土
第4章 光と闇
第5章 無尽燈
第6章 正邪一如
第7章 真実の慈
第8章 不二の喩え
第9章 衆生化し難し
第10章 日輪と月と(維摩経考察)
著者等紹介
芳維黙[ファンユーモア]
本名、芳邨一弘。昭和16年福井県生まれ。現在、弁護士、同志社大学法学部(司法特講・憲法)講師
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