内容説明
山河、田んぼ、屋敷日常の中に神々が存在し、時空を超えた祭礼が執り行われるバリの村には、懐かしい風が吹き抜けていく。バリに通い続けること20年余年。水道、電気、車もない悠然としたときが流れる村の暮らしから見えてきたものは…。
目次
序章 バリ島へ
第1章 ゆったりと時が流れる村で暮らす
第2章 毎日お供えを欠かさない屋敷に込められた秘密
第3章 神々に見守られて稲は育つ
第4章 子どもたちに教わったこと
第5章 バリ式命名術
第6章 親族の一員として、村の成員として
第7章 見えない世界をかいま見る
第8章 魂の来し方、行く末
第9章 お金がものをいう?
第10章 バリ人の自信と不安
著者等紹介
鏡味治也[カガミハルヤ]
1954年7月7日名古屋市に生まれる。東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。博士(学術)。現在、金沢大学文学部教授。1982年以来インドネシア共和国のバリ島を中心に文化人類学の調査研究を行っている
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