『スクール★ウォーズ』を作った男

山中 伊知郎【著】

洋泉社（2004/02発売）

• サイズ B6判／ページ数 230p／高さ 20cm
• 商品コード 9784896917925
• NDC分類 778.8
• Cコード C0074

内容説明

かつて、日本中の中学・高校生の男子を熱狂の渦に叩き込んだ『ハイパー・スポーツ根性ドラマ』（しかも実話）があった！『赤い』シリーズ、『スチュワーデス物語』などでテレビドラマ史上にユニークな足跡を残してきた大映ドラマの集大成にして、最もアナーキーなドラマ『スクール★ウォーズ』伝説の番組プロデューサー春日千春が明かす驚異のメイキング。

目次

序章　『スクール★ウォーズ』という事件
第１章　『おくさまは１８歳』から『赤い迷路』『不良少女とよばれて』へ
第２章　メイキング・オブ・『スクール★ウォーズ』
第３章　アフター『スクール★ウォーズ』―ひとつの時代の終わり
終章　長いあとがき

著者等紹介

山中伊知郎［ヤマナカイチロウ］
昭和２９年東京生まれ。早稲田大学法学部卒業。『スケバン刑事』などのテレビドラマやバラエティの構成などを手がけた後、週刊アサヒ芸能、週刊プレイボーイなどでコラムを連載。そのかたわら、芸能プロダクション浅井企画のお笑いライブ「お笑いダイナマイトショー」のプロデューサーとして、若手お笑いタレントの育成にも参加。タレント・関根勤ひきいる劇団「カンコンキンシアター」にも在籍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[姉勤]

3K（クサイ、くどい、荒唐無稽）な内容が売り（？）の大映ドラマの極北にして、比類なき熱血学園ドラマ「スクール★ウォーズ」と、このドラマをこしらえた男の一代記。プロデューサー春日千春氏と大映ドラマの立ち上げから、70～90年代のテレビドラマの潮流。前半のドラマのダイジェスト、メイキングには数十年観ていないのに滂沱なシーンが蘇る。やがて視聴スタイルと時流の変遷に、バブルの前に、この春日スタイルは飽きられ、ブラウン管（死語）から消えていく。今日また観たいかと問われれば、いい思い出の記憶のままで。

2015/10/13