内容説明
環境か?経済か?ではない。環境も経済もだ!地球を滅亡から救い、膨大な雇用を創出して、男と女に人間的で豊かな暮らしを約束する道がここにある!ヨーロッパ各地の先進的な実例に依拠しながら、本書は開発か環境保護かという旧来の二項対立を越えた新しい道を提示し、混迷する世界経済を打開する方途をリアルに指し示す。
目次
第1章 完全雇用への道(フォルクスワーゲン社の雇用モデルが教えてくれること;未来の職場は女性化する ほか)
第2章 ソーラーエネルギー革命は環境も雇用も救う(自然に対する世界大戦を終わらせるために;地球温暖化を防止するための三つの段階 ほか)
第3章 エコロジー交通システムが経済の奇跡を生む(「路上での死刑」にまだ甘んじるのか;2020年の理想のモービル ほか)
第4章 農業革命はより多くの雇用をもたらす(困窮へ誘導された農家;破局におけるチャンス ほか)
第5章 大自然に存在する完全雇用(仕事か、それとも職場か?;我れ仕事す、故に我れは何? ほか)
著者等紹介
アルト,フランツ[アルト,フランツ][Alt,Franz]
1938年生まれ。大学では政治学、歴史、哲学、神学を専攻する。1968年より南西ドイツ放送局に勤務。政治番組「Report」の制作を手がける。1992年から南西ドイツ放送局での未来編集局長を務めるかたわら、1997年から2000年にかけて社会問題を取り扱い、未来のビジョンを提示する番組「Querdenker:水平思考」を制作する。2000年より3‐Sat局でドイツ語圏三国の社会問題を取り扱った番組「Grenzenlos:国境なし」の編集長、及び司会を務める。1979年にアドルフ・グリメ報道賞にノミネートされる。また、エコロジカルなテーマを取り扱った功績が認められ、環境賞である「Golodene Schwalbe:金のツバメ賞」(1992年)、さらに「ヨーロッパ・ソーラー賞」(1997年)を受賞する
村上敦[ムラカミアツシ]
1971年、飛騨高山の生まれ。岐阜高専で土木工学を学ぶ。卒業後、ゼネコンの現場監督として首都圏の人工埋立地を担当し、環境破壊の惨状に疑問を感じる。その後、環境首都ドイツ・フライブルク市のフライブルグ大学へ留学、ドイツの環境政治・行政を学ぶ。現在は主夫を務める傍ら、翻訳と通訳、環境視察のコーディネート、エコロジーオンラインのフライブルク通信員としてレポート活動などを行う
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感想・レビュー
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