内容説明
いつの世でも、生き物は「大人」になるために、どこかで「狩り」をし「獲物を捕る」訓練をしなければならない。いつもいつも「やさしく」「誰も傷つけない」ようにするわけにはいかない。そして、ある日突然キレる。そんな若者の実態を、「狼になる」というキーワードで読み解き、「大人になる」ことの難しさの深層に迫る問題提起の書。
目次
第1章 「狼になる」こととしての若者(「人のかたち」への目覚め;最初の問いかけ ほか)
第2章 「狼」として「家を出るとき」(なぜいつまでも親子なのか;家庭内暴力への対応)
第3章 事件の中の若者―空想からヒロイズムへ(佐賀バスジャック事件と「狼」―「声」と「ヒロイズム(英雄主義)」
中学生五千万円恐喝事件―「金」と「小さな資本家」 ほか)
第4章 文化の中の若者(なぜ「電波少年」のような「中継番組」が流行るのか;なぜ過剰に「キレイ」好きな若者が増えてきたのか ほか)
第5章 「なぜ大人になれないのか」をめぐって―「狼」のイメージを再発見するところから
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
20
なぜ人は人を殺すのか。なぜ少女は売春をするのか。ここまで明解にこたえが書かれた文章を、私は今まで読んだことがなかった。とても良い本だった。2014/10/30
ryuetto
1
評価★★★★2002/02/11
あずまやだらく
1
哲学をしていりゃあ、世界の真理に触れられる。まあなんともご丁寧にありがとう。典型的な哲学バカである。哲学とは、人を嫌い、周囲を見下すところに終着しがちだ。おそらくはゼミの教科書か何かだろう。とりとめもないことを、先生は偉いんだぞう、お前たちは一読してもわからんだろう!とばかりに書いてある。エセ哲学文学研究のできそこないを笑いたければ読むべきか。2017/05/07
boyblue
1
大人と子供。人間と獣。人間は人であり、動物だから二面性がある。著者はそれを狼になると表現している。いいか悪いかではない。人を人とみたさなければ人はどこまでも残酷になれる。大人はそれを隠すがそれは真実ではない。幼くもなく大人に目覚めようとする時に人は教えてやらねばならない。このことを伝えるのは困難で、すぐには理解できないかもしれない。ゆえに真実は歪められ、人は殺してはならないというルールだけのステレオタイプな教育が今日も行なわれている。疑問に思うことを塞ぐのではなく、なぜ疑問に思うのかいっしょに考えろ。2010/03/24
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