映画秘宝コレクション<br> 愛は死より冷たい―映画嫌いのための映画の本

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映画秘宝コレクション
愛は死より冷たい―映画嫌いのための映画の本

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784896913323
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0074

内容説明

問題作を産み出す呪われた映画監督、妖艶なセックス・シンボル女優、掃き溜めの中の屑ビデオ…ろくでもない映画に時間を無駄遣いしてしまった人のための映画論集。映画関係者震撼必至の「映画評論家緊張日記」も同時併録。

目次

1 MASTER OF MACABRE(知られざるトッド・ブラウニング;盆と正月ティム・バートンとの対話;解放されたフランケンシュタイン ほか)
2 FEMME FATALES(見えない箱、見えない足;闘うグラマー、ラクウェル・ウェルチ;野性の女ウルスラ・アンドレス ほか)
3 MOVIE REVIEW(愛とは、けっして後悔しないこと;愛の光景ガレル、ヒッチコック;クリーン、シェーブン ほか)
4 映画評論家緊張日記

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

daiyuuki

13
「映画愛」なんて死んでしまえ! 問題作を産み出す呪われた映画監督、妖艶なセックスシンボル女優、掃き溜めの中の屑ビデオなど、ろくでもない映画に時間を無駄遣いしてしまった人のための映画論集。「フリークス」のみで消えたトッド・ブラウニング、自作を通して見えるティム・バートンのクリスマスに対する憎悪、「マーズアタック」を通して見えるティム・バートンの素顔、タランティーノやアレックス・コックスとのインタビュー、クローネンバーグの映画解説、などカルト映画好きな人にはお勧めの映画本です。2015/02/28

くさてる

2
再読。未見の作品やまだ知らないジャンルの映画についての文章なのに、読んでいて刺激的で面白い。キワモノ的に扱われそうな題材をふざけたように語る人は多いのだけど、この著者の場合は、それぞれの題材を語る際にふさわしい態度というのをきちんと見極めて、読者に提供しているのだと感じた。見たい映画、読んでみたい本が増えることはもちろん、これまでに目にした作品もまた違った視点で見られるようになるような、一冊。2012/07/17

wasabi

1
「“映画愛”という言葉が嫌いだ。幸せそうな顔で『映画愛』とか『映画の記憶』とか言う奴を見ると絞め殺してやりたくなる。愛には精液がつきものなんだってことを、どうして都合よく忘れてしまえるんだろう」感動的なまえがきから始まる柳下毅一郎の映画コラム集。2014/12/06

コリエル

1
映画評やミニコラム、日記などをまとめた本。白眉は変態ドS映画監督ファスビンダー伝だろう。その異常さ、残酷さ、エネルギッシュなさまがありありと伝わってきた。柳下はこれぐらい真面目に文章書いたときのほうが迫力あって面白い。2014/06/30

arbor

1
前書きからいきなりグッとくる。ファスベンダーをはじめとしてどの記事も面白かったけど、日記好きとしては映画評論家緊張日記3年分がかなり楽しめた。今までのぶん全部本にしてくれればいいのに。2012/09/09

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