内容説明
本書は、日本で初の「留学カウンセラー」として25年以上の実績を持つ栄陽子が、『教材新聞』に連載中の「当世留学事情」の第1回から第37回分をまとめ、加筆、修正したものである。現代のアメリカ留学の事情、日本の教育のあり方、また学生たちの本音や実態を、25年以上にわたる経験と実績により、縦横無尽に分析する。そのざっくばらんな語り口は、ときに日本の教育事情や無知な留学エージェントのやり方を辛辣に批判し、教育の啓蒙書としても一読に値するであろう。豊富な資料や留学体験談も添付され、「アメリカ留学を考えるシリーズ」の筆頭を飾るにふさわしい、アメリカ留学の総合的な入門書となっている。語学留学から高校・大学留学、大学院留学まで、なんらかの形で「アメリカ留学」を考えている人には必読の書である。同時に、広く教育関係者にもぜひお薦めしたい一書である。
目次
第1章 留学をめざす若者に贈る言葉(留学のいまと昔;留学に命をかけてみてもいいじゃないか;アメリカ人と日本人のベースの違い ほか)
第2章 生き方を見つけるアメリカ留学(アメリカ社会における大学の存在意義;留学は自分を見つめ直すチャンス;まずアメリカの田舎を体験することから ほか)
第3章 留学カウンセラーという仕事(条件付き入学の落とし穴;カウンセリングが左右する留学の質;留学相談は人生相談 ほか)