内容説明
シナリオ、小説、自分史、マンガ原作など創作のコツがわかる。
目次
はじめに あなたのための創作講座が、始まります
序章 創作の地図を手に入れよう
第1章 物語の姿を知ろう
第2章 物語の設定のつくり方
第3章 登場人物のつくり方
第4章 物語の構成の立て方
第5章 シーンの描き方
第6章 物語の活かし方
おわりに 創作講座はおしまい。あなたの創作は続く
著者等紹介
新井一樹[アライカズキ]
1980年生まれ。東京都出身。日本大学大学院芸術学研究科修了。芸術学修士。祖父は、シナリオ・センター創設者の新井一。同社にて、シナリオライター・脚本家、小説家などを養成する講座の改善、映画やテレビドラマ、ゲームなどの制作会社にて、プロデューサーやディレクター向けの研修開発と講師を担当。2010年より、想像力と表現力の欠如で起きる社会課題を解決するプロジェクト「一億人のシナリオ。」を統括。小学校から企業など約200団体、10,000名以上に講座や研修を実施。シナリオ・センター取締役副社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
55
そもそも創作するつもりがないから、フーン、て感じで読みました。 何事もマニュアルってあるものですね。 シナリオセンターで、最初からこれは才能が凄い、という生徒は今まで一人だけだって。有名作家らしいが、誰だろう2023/09/23
コットン
50
シナリオセンター式に則った脚本の作り方で、実践的なのが特徴。なるほどと思ったのはシナリオは映像表現、小説は文章表現という所です。2025/05/25
R
46
タイトルの通りで、シナリオセンターという養成所で実際に行われている学習内容をまとめた本。こうやってエンタメ業界は支えられてんだなと感心して読んだのだが、物語を作るうえでテーマや思想の部分ではなく、技術的に物語のつくりを解説しているのが面白かった。これがわかると、映画などの見方が大きく変わるなと思いつつも、あまりに技術論的な見方をしてしまうようになるのも怖いところ。知っておいて損はない知識だと思った。2024/05/18
tonpie
39
創作を神聖で神秘的なものと思いたい人は、こんなハウツー本を読んで小説やドラマを書くことを軽蔑するかもしれない。しかし、自分で実際に真面目に創作にとり組んだ経験があると、ここに書かれている「ツール」や「アドバイス」が、悪戦苦闘の末にようやく獲得したつもりの、自分独自のオリジナルのノウハウと全く同じであること、それを平易な文章で、こともなげに公開していることに驚嘆・憤慨するのである。シナリオ・小説を書くすべての人に有効な本だと思う。↓2023/12/28
テト
25
物語を語ろうとも、伝え方が上手くいかないと只の長い話になってしまう。よくできたストーリーには、何かがあると感じているが、それらは何であろうか? テーマやモチーフや素材があり、それらが箱書きでいきいきとつながり、そして何かをしすぎる性格、憧れ性、共通性が、人物を色づかせる。きらめく登場人物は、困りや悩みのなかから成長する。そんな物語を書いてみたくなった。2024/03/03