内容説明
ある日のこと、山にすむいたずら好きのごんぎつねは、兵十のうなぎを盗んで逃げます。それは兵十が病気の母親のために用意した大切なものでした。そうと知ったごんぎつねは、小さな胸を痛めます。大人にこそ読んでもらいたい新美南吉の名作童話。
著者等紹介
新美南吉[ニイミナンキチ]
1913‐1943。愛知県生まれ。4歳で母を亡くす。中学時代より文学に熱中し、童話、童謡の制作を始め、雑誌への投稿を重ねた。1932年には『赤い鳥』に『ごん狐』が掲載される。同年、東京外国語学校に入学。1934年頃から体調を崩すも、女学校の教員の職を得て、仕事と制作に励んだ。1943年、結核により29歳の若さでその生涯を閉じる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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空猫
11
県立図書館。1,770語、YL:1.0。新美南吉『ごんぎつね』の英訳版。ある小学生が「ごんは撃たれて当然」と感想を書き、「豊かな感情がなくて怖い」とニュースになったが、これは的外れな論評のほうがよほど怖い。厳格な法を中心に置くというなら、「裁判を経ない処刑(=問答無用の銃撃)は危険すぎて妥当ではない」と指摘すべきだ。兵十だってごんだって優しく豊かな感情は持っている。でも思慮不足だから悲劇が起きる。気持ちは判断の基準にはなりえない。速度は速くても制御できないから重大なミスを回避できない。それが教訓のひとつ。2015/09/20
ふろんた
8
英語多読再開です。/YL1.0/1770words2013/11/15
チコリンタ
8
日本を代表する涙腺崩壊童話「ゴンギツネ」小学生の時見たときは泣けなかったが今見たら不覚にも泣けてしまった。ゴン・・・・安らかに眠ってくれ2012/12/28
わえ
5
オーディオブックにて。さっと聴けてGOOD。2019/04/26
Miki
5
What goes around comes around. Reading English is sometimes much easier to understand than to read in Japanese. Why is that??? 2014/01/26